【阪神競馬場】コースの特徴と馬券傾向データ

阪神競馬場
画像引用:JRA
阪神競馬場の馬券傾向データを距離別に、血統・枠・騎手・タイム・人気・脚質の視点でまとめています。

※データについてはJRAが発表する主催者情報を元に個人で独自に統計データとして集計し引用しております。馬券購入は利用者様ご自身の自己責任でお願いいたします。免責事項はこちら

阪神競馬場のコースの特徴

阪神競馬場は新潟競馬場に次いで日本で2番目に大きな競馬場で右回りの競馬場としては日本最大の競馬場となります。コースは前述の通り右回りを使用。芝コースは内回りと外回りのコース形態を有しており、内回りと外回りで直線距離などが異なるので注意が必要です。

芝コースの高低差は外回りで2.4mで内回りが1.9mと高低差は少なめの競馬場となっております。

特徴としては外回りは直線が長くコーナーがゆったりとしていること、内回りはフォルスストレート(偽りの直線)のように3コーナーと4コーナーの間が直線に近い形状となっております。。

ダートコースは1周距離が1,517.6mで平均よりもやや大きいコース形態となっており、高低差は1.6mとなっています。

芝(外)
全周 2,089.0m2位(全10場)
直線    473.6m3位(全10場)
高低差  2.4m6位(全10場)
ダート全周 1,517.6m4位(全10場)
直線    352.7m4位(全10場)
高低差  1.6m8位(全10場)

※Aコース時。芝コースで内・外回りがあるコースについては数字の大きい方を比較対象として利用
阪神競馬場
阪神競馬場
阪神競馬場
画像引用:JRA

(芝コースの画像は上が内回りで下が外回りです)コースの高低差は芝コース、ダートコースとも直線までに徐々に下って、最後の直線の急坂という形態です。

画像から分かるように高低差は少ないですが、最後の直線の勾配は大きくなっています。

距離別の詳細傾向はこちら

芝1200m    芝1400m    芝1600m    芝1800m    芝2000m    芝2200m    芝2400m    芝2600m    芝3000m    芝3200m   
ダート1200m  ダート1400m  ダート1800m  ダート2000m 

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阪神競馬場の距離別のコース解説

阪神芝1200mのコース解説

【阪神】芝1200mコースイメージ
セントウルSが行われる阪神芝1200m。スタート地点は向こう正面半ば。内回りコースを使用します。3コーナーまでの距離は243mとかなり短くなっており、ポジション争いはタイトです。最後の直線は約356mとなっており、高低差1.8mの急坂があります。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝1200mで施行されたことのある主なレースは、セントウルステークス(G2)、CBC賞(G3)、京阪杯(G3)、マーガレットステークス、タンザナイトステークス、淀屋橋ステークス、道頓堀ステークス、水無月ステークス、六甲アイランドステークス、芦屋川特別、千種川特別、皆生特別、北摂特別、仲春特別、水無月特別、豊中特別、丹波特別、浅口特別、仲秋特別などが挙げられます。

阪神芝1400mのコース解説

【阪神】芝1400mコースイメージ
阪神カップや阪急杯、フィリーズレビューなどが行われる阪神芝1400m。リピーターが多いコースでも知られます。スタート地点は2コーナー出口付近のポケット地点。内回りコースを使用。3コーナーまでの距離は443mとやや長めに取られていますのでポジション取りはしやすいコース形態です。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝1400mで施行されたことのある主なレースは、阪神カップ(G2)、報知杯フィリーズレビュー(G2)、阪急杯(G3)、京都牝馬ステークス(G3)、大阪ハンブルクカップ、マーガレットステークス、タンザナイトステークス、ききょうステークス、さざんかステークス、心斎橋ステークス、六甲アイランドステークス、仲秋ステークス、道頓堀ステークス、ストークスステークス、水無月ステークス、斑鳩ステークス、ジュライステークス、うずしおステークスなどが挙げられます。

阪神芝1600mのコース解説

【阪神】芝1600mコースイメージ
阪神JFや朝日杯FSなど複数の重賞が開催されるコースです。また新馬戦でも人気のコースです。阪神芝1600mのスタート地点は向こう正面中間やや左の地点。スタートから最初のコーナーまで400mほどあり、ポジション取りはしやすいコースです。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝1600mで施行されたことのある主なレースは、マイルチャンピオンシップ(G1)、朝日杯フューチュリティステークス(G1)、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、桜花賞(G1)、マイラーズカップ(G2)、デイリー杯2歳ステークス(G2)、阪神牝馬ステークス(G2)、サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(G2)、チューリップ賞(G2)、アーリントンカップ(G3)、米子ステークス、六甲ステークス、ポートアイランドステークス、リゲルステークス、洛陽ステークス、武庫川ステークス、元町ステークス、ストークステークス、立雲峡ステークス、西宮ステークスなどが挙げられます。

阪神芝1800mのコース解説

【阪神】芝1800mコースイメージ
毎日杯やローズSなどが行われるコースです。阪神マイルと同様に新馬をデビューさせるコースとして人気。スタート地点は2コーナー付近のポケット地点。スタートから最初のコーナーまで600mほどあります、早々にポジションが固まりやすいコースです。大きく緩やかな3~4コーナーが特徴的なコースとなっております。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝1800mで施行されたことのある主なレースは、ローズステークス(G2)、鳴尾記念(G3)、チャレンジカップ(G3)、朝日チャレンジカップ(G3)、毎日杯(G3)、大阪城ステークス、野路菊ステークス、難波ステークス、逆瀬川氏テークス、垂水ステークス、西宮ステークス、飛鳥ステークス、ムーンライトハンデキャップ、三木特別、蓬莱峡特別、須磨特別、野分特別、猪名川特別、再度山特別などが挙げられます。

阪神芝2000mのコース解説

【阪神】芝2000mコースイメージ
大阪杯など複数の重賞で使用されているコースです。阪神芝2000mのスタート地点はスタンド前の内回りコースの4コーナー付近で、内回コースを1周強します。最初のコーナーまでおよそ325mと序盤のポジション取りはやや厳しめ。最後の直線は約356mとなっております。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝2000mで施行されたことのある主なレースは、大阪杯(G1)、産経大阪杯(G2)、鳴尾記念(G3)、チャレンジカップ(G3)、朝日チャレンジカップ(G3)、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(G3)、ラジオたんぱ杯3歳ステークス(G3)、マーメイドステークス(G3)、アンドロメダステークス、若葉ステークス、忘れな草賞、但馬ステークス、ムーンライトハンデキャップ、元町ステークス、垂水ステークス、サンタクロースステークス、カウントダウンステークス、京橋ステークス、岸和田ステークス、西宮ステークス、尼崎ステークスなどが挙げられます。

阪神芝2200mのコース解説

【阪神】芝2200mコースイメージ
宝塚記念などで利用されている阪神芝2200m。一部の専門家からは有力馬が力を発揮しにくいコース形態とも言われております。スタート地点はスタンド前右手の直線入り口付近。最初のコーナーまでおよそ525mと序盤のポジション取りはしやすいコースとなっております。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝2200mで施行されたことのある主なレースは、宝塚記念(G1)、エリザベス女王杯(G1)、京都記念(G2)、すみれステークス、尼崎ステークス、オリオンステークス、境港ステークス、三田特別、白鷲特別、淡路特別、千里山特別、香住特別、甲武特別、矢車賞などが挙げられます。

阪神芝2400mのコース解説

【阪神】芝2400mコースイメージ
神戸新聞杯が行われるコースです。また特別戦でも使用されております。スタート地点はスタンド右手の直線入り口付近。最初のコーナーまでおよそ300m強とイメージよりは序盤のポジション取りはやや厳しめです。

外回りコースを使用し、最後の直線は約473mとなっており、高低差1.8mの急坂があります。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝2400mで施行されたことのある主なレースは、神戸新聞杯(G2)、大阪ハンブルグカップ、御堂筋ステークス、オリオンステークス、グリーンステークス、兵庫特別、江坂特別、白鷲特別、淡路特別、三田特別、境港特別、生田特別、甲武特別、香住特別、ゆきやなぎ賞、アザレア賞などが挙げられます。

阪神芝2600mのコース解説

【阪神】芝2600mコースイメージ
重賞の開催もなく、使用頻度も少ないコースです。スタート地点はスタンド右手の直線入り口付近。最初のコーナーまでおよそ500m強と序盤のポジション取りは余裕があります。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝2600mで施行されたことのある主なレースは、大阪ハンブルグカップ、淡路特別、江坂特別などが挙げられます。

阪神芝3000mのコース解説

【阪神】芝3000mコースイメージ
阪神大賞典が行われるコースです。阪神芝3000mのスタート地点は向こう正面の直線入り口付近。内回りコースのみを使用するコース形態です。コーナーは6つあり、コースを1周半回るためタフなコースです。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝3000mで施行されたことのある主なレースは、阪神大賞典(G2)が挙げられます。

阪神芝3200mのコース解説

【阪神】芝3200mコースイメージ
天皇賞・春の代替開催のために作られたコースです。スタート後は外回りを一周し、そして2周目は内回りとなります。内回りを意識してか2周目の向こう正面から早くなる傾向にあります。

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代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神芝3200mで施行されたことのある主なレースは、天皇賞・春(G1)、松籟ステークスなどが挙げられます。

阪神ダート1200mのコース解説

【阪神】ダート1200mコースイメージ
重賞の開催はありませんが平場では使用頻度が高いコースです。スタート地点は向こう正面の直線入り口付近。3コーナーまでの距離は342mと平均的。残り1000m付近から4コーナー出口付近まで緩やかな下り坂。

▶︎阪神ダート1200mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神ダート1200mで施行されたことのある主なレースは、天王山ステークス、りんくうステークス、大和ステークス、なにわステークス、陽春ステークス、安芸ステークス、花のみちステークス、鳴門ステークス、三宮ステークス、橿原ステークス、播州ステークス、夙川特別、高砂特別、箕面特別、出石特別、赤穂特別、洲本特別、鶴見特別などが挙げられます。

阪神ダート1400mのコース解説

【阪神】ダート1400mコースイメージ
重賞の開催はありませんが、エニフSやコーラルSなどのリステッドで多く使用されております。スタート地点は2コーナー奥のポケット地点。3コーナーまでの距離は542mと平均的。残り1000m付近から4コーナー出口付近まで緩やかな下り坂となっています。

▶︎阪神ダート1400mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神ダート1400mで施行されたことのある主なレースは、プロキオンステークス(G3)、コーラルステークス、ポラリスステークス、ギャラクシーステークス、エニフステークス、天保山ステークス、オータムリーフステークス、端午ステークス、大阪スポーツ杯、鳴門ステークス、播磨ステークス、御影ステークス、安芸ステークス、陽春ステークス、摩耶ステークス、伊丹ステークス、天満橋ステークス、妙見山ステークス、アクアルミナスステークス、姫路ステークスなどが挙げられます。

阪神ダート1800mのコース解説

【阪神】ダート1800mコースイメージ
阪神ダート1800mは平場での使用頻度が高いコースです。スタート地点はスタンド前の直線入り口付近。最初のコーナーまでおよそ303mと序盤のポジション取りは厳しめ。スタートしてすぐに直線の上り坂があります。ほぼコースを1周すること、そして坂越えが2回あるというのがポイントです。

▶︎阪神ダート1800mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神ダート1800mで施行されたことのある主なレースは、ジャパンカップダート(G1)、アンタレスステークス(G3)、みやこステークス(G3)、ペテルギウスステークス、オークランドレーシングクラブトロフィー、灘ステークス、伊丹ステークス、摩耶ステークス、梅田ステークス、堺ステークス、甲南ステークス、サンタクロースステークス、加古川ステークス、花のみちステークス、加古川特別、吹田特別、鷹取特別、赤穂特別、姫路特別などが挙げられます。

阪神ダート2000mのコース解説

【阪神】ダート2000mコースイメージ
シリウスSが行われるコースですが、平場での使用頻度はそこまで多くはありません。スタート地点は内回りの4コーナーのポケット地点。中距離のダートとしては珍しい芝スタートとなっております。最初のコーナーまでおよそ500mほどあり序盤のポジション取りはしやすいコース。

▶︎阪神ダート2000mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて阪神ダート2000mで施行されたことのある主なレースは、シリウスステークス(G3)、仁川ステークス、ペテルギウスステークス、カノープスステークス、甲南ステークス、梅田ステークス、灘ステークス、竹田城ステークス、鳥取特別、鷹取特別、赤穂特別などが挙げられます。

阪神競馬場で行われる主な重賞・リステッド一覧

阪神競馬場の馬券(配当)の特徴

種別阪神競馬場全競馬場
単勝954円1,023円
馬連5,256円5,736円
馬単10,209円11,408円
3連複19,255円22,471円
3連単118,856円139,904円

阪神競馬場の平均配当の傾向を全競馬場と比べてみると、全競馬場よりもやや荒れにくい(順当傾向)と言えます。多彩なコース形態的を有していますので、後述しますが距離別に濃淡があります。

阪神競馬場の芝コースの平均配当

種別阪神/芝全競馬場/芝
単勝920円1,023円
馬連4,672円5,759円
馬単9,152円11,454円
3連複15,361円22,423円
3連単98,334円139,840円

芝コースは全競馬場よりも荒れにくく、順当傾向と言えます。多彩なコース形態的を有していますので距離によってはこの限りではありませんが、総じて順当傾向というのは認識しておきましょう。

阪神競馬場のダートコースの平均配当

種別阪神/ダ全競馬場/ダ
単勝983円1,023円
馬連5,748円5,736円
馬単11,099円11,408円
3連複22,535円22,471円
3連単136,149円139,905円

次に見ていくのはダートです。全体的に他の競馬場よりも順当傾向と言えますが、芝コースの方がダートコースより固めという点は頭に入れておいてもいいかもしれません。

【競馬場別の平均配当】一番荒れる馬券が出るのはどのコース?【荒れる競馬場ランキング】一番荒れる馬券が出るのはどの競馬場?どの距離?(競馬場別の平均配当)

(参考)阪神競馬場のご当地馬主

馬主はそれぞれ所属する馬主協会というものがあります。各競馬場ごとに馬主協会が存在し、一般的に地元の競馬場に所属します。人間心理として地元では恥ずかしい競馬はしてほしくないと願うはずで、競馬場の開催替わりや開催最終週はご当地馬主の所有馬はコンディションがいいはずですので参考にしてみてはいかがでしょうか。

ご当地馬主の記事はこちら