画像引用:JRA
福島競馬場の馬券傾向データを距離別に、血統・枠・騎手・タイム・人気・脚質の視点でまとめています。
福島競馬場で行われる主な重賞・リステッド一覧
福島競馬場のコースの特徴
コースは右回りを使用。JRAのコースでもっともコンパクトな作りの競馬場です。コンパクトな作りですが、コースにはアップダウンが設けられており、3〜4コーナーにはスパイラルカーブが採用されております。
直線距離は芝コースで292mと長くはないものの、スパイラルカーブでの加速状況や最後の直線の坂もあり、特に馬場が荒れる開催後半では意外と差しも決まります。
ダートは標準的なコースではありますが、日本で唯一1150mのコース形態(芝スタート)を有しております。
芝(外) | 全周 1,600.0m | 10位(全10場) |
直線 292.0m | 8位(全10場) | |
高低差 1.9m | 9位(全10場) | |
ダート | 全周 1,444.6m | 10位(全10場) |
直線 295.7m | 7位(全10場) | |
高低差 2.1m | 7位(全10場) |
※Aコース時。芝コースで内・外回りがあるコースについては数字の大きい方を比較対象として利用
画像引用:JRA
コースの高低差は芝コース、ダートコースともアップダウンのあるコースです。芝・ダートともに最後の直線に緩やかな坂があります。高低差こそ大きくありませんが、3〜4コーナーからのスパイラルカーブでの加速を利した馬がこの起伏を利用して差すシーンもあります。基本的には前有利の考え方で良いとは思いますが頭の片隅に入れておきましょう。
福島競馬場の馬券(配当)の特徴
券種 | 福島競馬場(n=12) | 全競馬場(n=371) |
単勝 | 723円 | 1,137円 |
馬連 | 5,876円 | 6,951円 |
馬単 | 9,975円 | 13,898円 |
3連複 | 67,142円 | 29,114円 |
3連単 | 266,409円 | 184,261円 |
福島競馬場の近2年の馬券傾向です(リステッド競走以上をカウント)。全体平均と比べて単勝は硬く紐が荒れるイメージでしょうか。頭の固さ、馬単の固さと3連複・3連単の跳ね具合を見るとかなりの人気薄が絡みやすいと言えるかもしれません。
福島競馬場の距離別のコース解説
芝1000mのコース解説
ほとんど開催が行われない福島芝1000m。スタート地点は向こう正面のちょうどやや左。スタートからコーナーまで約212mの直線ということでコーナーまでの距離はかなり短いコースです。最後の直線は約292mと短く、コーナー部分の距離と直線の部分の長さがほぼ変わりません。
芝1200mのコース解説
重賞やリステッド競走こそ行われませんが、OPや特別、平場と数多く施行されている条件です。スタート地点は向こう正面の左奥ポケット地点。最初のコーナーまでおよそ412mあり1200mとしては序盤のポジション取りの距離はあります。3~4コーナーはスパイラルカーブで、コース全体の高低差は最大1.9mあります。最後の直線は約292mと短く、ラスト150mからやや上り坂となっております。
芝1700mのコース解説
福島芝1700mはあまり施行されていないコース形態となります。スタート地点は正面スタンド前。最初のコーナーまでおよそ205mと序盤のポジション取りはタイトです。1~2コーナーは平坦ですが、向こう正面から上り坂です。3~4コーナーはスパイラルカーブです。
芝1800mのコース解説
福島牝馬SやラジオNIKKEI賞が行われる福島芝1800m。スタート地点は正面スタンド前。最初のコーナーまでおよそ305mと序盤のポジション取りはタイト気味です。最後の直線は約292mと短く、ラスト150mからやや上り坂となっており、ハンデ戦ですと特にゴール前に着が入れ替わるという光景をよく見ます。
芝2000mのコース解説
七夕賞などが行われる福島芝2000mはスタート地点はホームストレッチ右端のポケット地点。最初のコーナーまでおよそ505mと序盤のポジション取りは福島競馬場の芝コースで最もゆとりがあるコースです。地味に坂を2回のぼるコースとなりますので、序盤のペース次第では逃げ・先行馬が苦しくなる場面も。
芝2600mのコース解説
ローカル特有の芝2600m戦は福島競馬場にもあります。あまり施行こそされませんが、坂を上るコースですので見た目以上にタフなコースです。スタート地点は向こう正面の中間点。最初のコーナーまで200mちょっとと序盤のポジション取りは厳しめ。
ダート1000mのコース解説
ダート1000mはローカル開催ではよく見る条件ですが、福島競馬場ではあまり施行されない条件です。1000mのスタート地点は向こう正面の左手。最初のコーナーまでおよそ330mあり、ダート1000mとしては序盤のポジション取りの距離があります。
ダート1150mのコース解説
前述のダート1000mはあまり行われませんがダート1150mの開催は多く、福島競馬場で最も開催が多いコースの一つです。スタート地点は向こう正面の1コーナーポケット地点で芝スタート。最初のコーナーまでおよそ480mあり、ダート短距離としては序盤のポジション取りの距離があります。
ダート1700mのコース解説
福島ダート1700mはダート1150mと並んで、最も開催が多いコースの一つです。スタート地点はスタンド前右手の直線入口地点。最初のコーナーまでおよそ338m。序盤のポジション取りの距離は平均的。3~4コーナーはスパイラルカーブで、コース全体の高低差は最大2.1mあります。
ダート2400mのコース解説
開催数こそ多くないものの、1開催あれば必ず見かける条件である福島ダート2400m。スタート地点は向こう正面の半ば。最初のコーナーまで距離が短いですが、序盤のポジション取りの距離としては平均的です。3~4コーナーはスパイラルカーブで、コース全体の高低差は最大2.1mあります。最後の直線は約296mと短くなっております。