【札幌競馬場】コースの特徴と馬券傾向データ

札幌競馬場
画像引用:JRA
札幌競馬場の馬券傾向データを距離別に、血統・枠・騎手・タイム・人気・脚質の視点でまとめています。

※データについてはJRAが発表する主催者情報を元に個人で独自に統計データとして集計し引用しております。馬券購入は利用者様ご自身の自己責任でお願いいたします。免責事項はこちら

札幌競馬場のコースの特徴

コースは右回りを使用。芝コースは高低差0.7m、ダートコースは高低差は0.9mと”ほぼ平坦コース”である。札幌競馬場のもう一つの特徴は、コースが全体的に“丸い”作りになっており、円形に近く、直線距離がコース全体を通じて短い。またローカルコースにありがちなスパイラルカーブは用いられていない。

全周 1,640.9m6位(全10場)
直線    266.1m9位(全10場)
高低差  0.7m10位(全10場)
ダート全周 1,487.0m6位(全10場)
直線    264.3m9位(全10場)
高低差  0.9m9位(全10場)

※Aコース時。芝コースで内・外回りがあるコースについては数字の大きい方を比較対象として利用

札幌競馬場
札幌競馬場
画像引用:JRA

コースの高低差は芝コース、ダートコースともほとんどなく、平坦コースです。芝ダートとも平坦コースでほぼ円形のコース(直線が短い)ということは、後ろから行く馬はコーナーで加速が付きにくい状態、かつ平坦な短い直線という二重苦をクリアする必要があります。

距離別の詳細傾向はこちら

芝1000m    芝1200m    芝1500m    芝1800m    芝2000m    芝2600m   
ダート1000m  ダート1700m  ダート2400m 

他競馬場のコースデータはこちら

札幌競馬場   函館競馬場   福島競馬場   新潟競馬場   中山競馬場   東京競馬場   中京競馬場   京都競馬場   阪神競馬場   小倉競馬場   地方競馬場   全競馬場一覧 

札幌競馬場の距離別のコース解説

札幌芝1000mのコース解説

【札幌】芝1000mコースイメージ
札幌芝1000mは、上級条件の開催がなく、数年に一度程度の頻度で新馬・未勝利などで用いられるレアなコースです。スタート地点は向こう正面のちょうど中間点。最初のコーナーまでおよそ200mぐらいしかないためポジション取りはタイトとなるレースです。最後の直線は約266mと短く、コーナーと直線距離が同じくらいのコースです。

▶︎札幌芝1000mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌芝1000mで施行されたことのある主なレースは、キーンランドカップ、白樺賞などが挙げられます。

札幌芝1200mのコース解説

【札幌】芝1200mコースイメージ
キーンランドカップで用いられる同コース。新馬戦や未勝利戦が組まれることが多く、経験の浅い世代ではコースの巧拙より仕上がりの差が出やすいコース。スタートは正面の左奥手(2コーナー奥)。最初のコーナーまでおよそ400mあり、1200mとしてはコーナーまでの距離は長めです。最後の直線は約266mと短くなっています。直線部分が約660m、コーナー部分が約540mとコーナーの巧拙も重要。

▶︎札幌芝1200mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌芝1200mで施行されたことのある主なレースは、キーンランドカップ、札幌スプリントステークス(G3)、函館スプリントステークス(G3)、札幌3歳ステークス(G3)、札幌日刊スポーツ杯、UHB杯、TVh賞、すずらん賞、ラベンダー賞、しらかばステークス、STV賞、HBC賞、サロマ湖特別、羊ヶ丘特別、札幌スポニチ賞、藻岩山特別、おおぞらステークス、おおぞら特別、摩周湖特別、シンガポールターフクラブ賞などが挙げられます。

札幌芝1500mのコース解説

【札幌】芝1500mコースイメージ
重賞の開催はありませんがクローバー賞などOPクラスの開催から下級条件まで開催がある札幌芝1500m。中山の1600mに近いコース体系で、スタート地点は1コーナーポケット地点。最初のコーナーまで170mしかなく、コーナーまでの距離が短いこともあり外枠の先行馬は外を回らされます。

▶︎札幌芝1500mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌芝1500mで施行されたことのある主なレースは、クローバー賞、日高ステークス、摩周湖特別、STV賞、大倉山特別、羊ヶ丘特別、藻岩山特別、アカシヤステークス、道新スポーツ賞、ポプラ特別、札幌スポニチ賞、札幌道新スポーツ賞、サロマ湖特別、UHB賞、TVh賞、手稲山特別、千歳特別、小樽特別、石狩特別などが挙げられます。

札幌芝1800mのコース解説

【札幌】芝1800mコースイメージ
クイーンSや札幌2歳Sなど重賞開催も行われる札幌芝1800m。スタート地点は正面スタンド前で、最初のコーナーまで180mしかありません。スタートからコーナーまでの距離が短いことで外枠の先行馬は外を回らされます。ほぼ円形のコースでコーナーの巧拙は重要です。また最後の直線は約266mと短い。

▶︎札幌芝1800mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌芝1800mで施行されたことのある主なレースは、札幌2歳ステークス(G3)、札幌3歳ステークス(G3)、クイーンステークス(G3)、道新杯、札幌日経オープン、札幌日経賞、コスモス賞、TVh賞、報知杯大雪ハンデキャップ、STV賞、北海道新聞杯、大倉山特別、HTB賞、日高特別、HBC賞、HBC杯、藻岩山特別、グリーンチャンネルカップ、ライラック賞、道新スポーツ杯などが挙げられます。

札幌芝2000mのコース解説

【札幌】芝2000mコースイメージ
スーパーG2の一つである札幌記念に代表される札幌の名物コース。スタート地点は4コーナー奥に設けられたポケット地点。そこからスタンド前を通り最初のコーナーまで約380mと札幌で開催されるレースではコーナーまでの距離は長め設定されておりますが、最後の直線は約266mと短いため、コーナーでの加速が重要なコースになっています。

▶︎札幌芝2000mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌芝2000mで施行されたことのある主なレースは、札幌記念(G2)、函館記念(G3)、ポプラステークス、TVh賞、マレーシアカップ、オホーツクステークス、HTB賞、日高特別、道新スポーツ賞、阿寒湖特別、支笏湖特別、ライラック賞、藻岩山特別、釧路湿原特別、UHB賞、知床特別、恵庭山特別、定上渓特別、積丹特別などが挙げられます。

札幌芝2600mのコース解説

【札幌】芝2600mコースイメージ
札幌日経OPや特別戦などで用いられるコース。スタート地点は向こう正面半ば。スタートからコーナーまで約160mと短く外枠は序盤のポジション取りはやや不利です。コーナーを6つ周る形態で、コーナーの巧拙は非常に重要。

▶︎札幌芝2600mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌芝2600mで施行されたことのある主なレースは、札幌日経オープン、丹頂ステークス、阿寒湖特別、支笏湖特別、札幌日系スポーツ杯、UHB賞、道新スポーツ賞、松前特別、富良野特別、ルスツ特別、タイランドカップなどが挙げられます。

札幌ダート1000mのコース解説

【札幌】ダート1000mコースイメージ
重賞の開催はありませんが、平場ではよく利用されるコースです。スタート地点は向こう正面2コーナー付近。スタートからコーナーまで約280mと短く外枠は序盤のポジション取りはやや厳しいコースです。最後の直線は約264mと短くなっており、ちょうどコーナーの距離と直線の距離が半々くらいのコースです。

▶︎札幌ダート1000mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌ダート1000mで施行されたことのある主なレースは、白樺賞、札幌アラブステークス、白鳥大橋特別、室蘭特別、オホーツクハンデキャップ、北斗賞、あおぞら特別、真駒内特別、羊ヶ丘特別、えりも特別などが挙げられます。

札幌ダート1700mのコース解説

【札幌】ダート1700mコースイメージ
札幌ダート1700mは札幌の開催で開催が最も多いコースの一つです。スタートはスタンド前4コーナー付近。スタートからコーナーまで約240mと短く外枠は序盤のポジション取りはやや不利です。コーナー4つの小回りコースとなっており、コーナーの巧拙は重要となります。最後の直線は約264m。

▶︎札幌ダート1700mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌ダート1700mで施行されたことのある主なレースは、エルムステークス、セイユウ記念、大沼ステークス、タイムス杯、しらかばステークス、報知杯大雪ハンデキャップ、TVh賞、UHB賞、羊蹄山特別、オーロラ特別、層雲峡特別、釧路湿原特別、苫小牧特別、北斗賞、千歳特別、オホーツクハンデキャップ、アカシヤ特別、ポプラ特別、大倉山特別などが挙げられます。

札幌ダート2400mのコース解説

【札幌】ダート2400mコースイメージ
未勝利〜1勝クラスで主に使われているコースですが、開催数もそこまで多くありません。スタートは向こう正面真ん中付近。スタートからコーナーまで約200mと短く外枠は序盤のポジション取りはやや不利です。コースを1週半、コーナーを6つ周りますので、コーナーの巧拙が勝敗を分けます。

▶︎札幌ダート2400mの解説はこちら

代替開催や条件変更があったレースも含めて札幌ダート2400mで施行されたことのある主なレースは特にありません。

札幌競馬場で行われる主な重賞・リステッド一覧

札幌競馬場の馬券(配当)の特徴

種別札幌競馬場全競馬場
単勝919円1,023円
馬連4,487円5,736円
馬単8,728円11,408円
3連複15,843円22,471円
3連単94,395円139,904円

札幌競馬場の平均配当の傾向を全競馬場と比べてみると、全競馬場よりもやや荒れにくい(順当傾向)と言えます。コース形態的に”ほぼ平坦”ですので、紛れが少ないコースと言えるかもしれません。

札幌競馬場の芝コースの平均配当

種別札幌/芝全競馬場/芝
単勝891円1,023円
馬連4,235円5,759円
馬単8,250円11,454円
3連複15,503円22,423円
3連単89,481円139,840円

次に見ていくのは芝・ダート別で差分があるかという点です。芝コースは配当から見ると全体的に他の競馬場よりも順当傾向と言えます。

札幌競馬場のダートコースの平均配当

種別札幌/ダ全競馬場/ダ
単勝958円1,023円
馬連4,847円5,736円
馬単9,409円11,408円
3連複16,327円22,471円
3連単101,409円139,905円

次に見ていくのはダートです。ダートコースも芝コースと同様に硬めの傾向にあるという点は頭に入れておいてもいいかもしれません。

【競馬場別の平均配当】一番荒れる馬券が出るのはどのコース?【荒れる競馬場ランキング】一番荒れる馬券が出るのはどの競馬場?どの距離?(競馬場別の平均配当)

(参考)札幌競馬場のご当地馬主

馬主はそれぞれ所属する馬主協会というものがあります。各競馬場ごとに馬主協会が存在し、一般的に地元の競馬場に所属します。人間心理として地元では恥ずかしい競馬はしてほしくないと願うはずで、競馬場の開催替わりや開催最終週はご当地馬主の所有馬はコンディションがいいはずですので参考にしてみてはいかがでしょうか。

ご当地馬主の記事はこちら