画像引用:JRA
函館競馬場の馬券傾向データを距離別に、血統・枠・騎手・タイム・人気・脚質の視点でまとめています。
函館競馬場で行われる主な重賞・リステッド一覧
函館競馬場のコースの特徴
コースは右回りを使用。芝コースは高低差3.5m、ダートコースは高低差は3.5mと高低差は全競馬場でも上位。このため札幌で好走した馬が向かなかったり、その逆で函館競馬場で好走した馬が札幌でダメだったりします。もう一つの特徴は、全ての競馬場で一番直線距離が短く、コーナーはスパイラルカーブが用いられているためコーナーでの加速の巧拙は重要です。
芝 | 全周 1,626.6m | 7位(全10場) |
直線 262.1m | 10位(全10場) | |
高低差 3.5m | 3位(全10場) | |
ダート | 全周 1,444.6m | 7位(全10場) |
直線 260.3m | 10位(全10場) | |
高低差 3.5m | 2位(全10場) |
※Aコース時。芝コースで内・外回りがあるコースについては数字の大きい方を比較対象として利用
コースの高低差は芝コース、ダートコースともローカルでは最も高低差があるコース。3~4コーナーが上りになっており、向こう正面スタートの短い距離のレース(芝1200mやD1000m)はいきなり上り坂、スタンド前発走の場合は勝負所で上り坂となる点ことから、この区間のペース次第では短い直線でもガラッと入れ替わることがあります。
函館競馬場の馬券(配当)の特徴
券種 | 函館競馬場(n=8) | 全競馬場(n=371) |
単勝 | 2,038円 | 1,137円 |
馬連 | 21,125円 | 6,951円 |
馬単 | 46,560円 | 13,898円 |
3連複 | 49,235円 | 29,114円 |
3連単 | 543,650円 | 184,261円 |
近2年のリステッド競走以上のレースを対象とした平均配当額を函館競馬場と全競馬場で比べてみました。函館競馬場のサンプル数が少ないのであくまで参考程度の情報となりますが、他の競馬場より配当が高く出ています。これは2020年の函館記念の影響で、これを除くと他の競馬場と比べても順当傾向にあります。
函館競馬場の距離別のコース解説
芝1000mのコース解説
函館芝1000mは、上級条件の開催がなく、数年に一度程度の頻度で新馬・未勝利などで用いられるコースです。スタート地点は向こう正面のちょうど中間点あたりに設けられており、最初のコーナーまでおよそ290m。コーナーはスパイラルカーブで、コーナーを頂点に、直線半ばまで下り坂で高低差は最大3.5mあります。
芝1200mのコース解説
函館スプリントSや函館2歳Sで利用されているコースで、スタート地点は向こう正面のちょうど中間点あたりで、最初のコーナーまでおよそ490mあります。コーナーまでの距離は1200mとしては長めで、序盤のポジション取りには十分な距離があります。コーナーはスパイラルカーブで、コーナーを頂点に、直線半ばまで下り坂で、直線は262mと短いものの、最大3.5mの高低差を利した逆転劇が起こりうるのもポイント。
芝1800mのコース解説
重賞開催こそありませんが巴賞やコスモス賞などの名物レースも行われます。スタートはスタンド前中間点で、最初のコーナーまでおよそ275mと序盤のポジション取りは厳しめ。1コーナーから緩やかに3コーナーにかけて上り坂。コーナーはスパイラルカーブでコーナーを頂点に直線半ばまで下り坂。
芝2000mのコース解説
函館記念が行われる函館芝2000mのスタート地点はスタンド前の右端4コーナーポケット地点。最初のコーナーまでおよそ475mあり、序盤のポジション取りは十分な距離があります。コーナーはスパイラルカーブで3コーナーを頂点に直線半ばまで下り坂というコース形態。最後の直線は約262mと短くなっています。
芝2600mのコース解説
上級条件の開催はありませんが、芝の長距離ということで一定程度の開催があります。スタート地点は向こう正面のちょうど中間点。コースを1周半周ります。コーナーを6回周りますのでコーナーの巧拙は重要です。最初のコーナーまで距離がほとんどなく外枠はやや不利。
ダート1000mのコース解説
上級条件こそ行われませんが使用頻度の高いコースです。スタート地点は向こう正面の1コーナー地点。最初のコーナーまでおよそ366mあり1000mとしては序盤のポジション取りの距離があります。最後の直線は約260mと短くなっています。なお、芝コースと同様にコース全体の高低差は3.5mあるのが特徴です。
ダート1700mのコース解説
大沼Sが行われる函館ダート1700mは、平場での使用頻度も高くなっています。スタート地点はスタンド前右手の直線入口地点。最初のコーナーまでおよそ330m。序盤のポジション取りの距離は平均的な距離と言えます。コーナー4つの小回りコースで高低差もありますので、コーナーの巧拙は重要です。最後の直線は約260mと短くなっています。
ダート2600mのコース解説
上級条件では使用されておらず、開催頻度も多くないコースです。スタート地点は向こう正面の2コーナー付近。コースを1周半周回します。コーナー6つの小回りコースとなっており、コーナーの巧拙は重要です。