どうも、スダケイバです。
2016年からJRAが発売を開始した海外馬券について、過去の海外馬券の売上推移などのデータをまとめてみました。このページでは馬券の売上の傾向について、過去のデータから分析していきます。
※データについてはJRAが発表する主催者情報を元に個人で独自に統計データとして集計し引用しております。馬券購入は利用者様ご自身の自己責任でお願いいたします。免責事項はこちら |
タップできる目次
- 【年度別】海外馬券売上推移
- 【レース別】海外馬券売上推移
- ドバイゴールデンシャヒーンの馬券売上推移
- ドバイシーマクラシックの馬券売上推移
- ドバイターフの馬券売上推移
- ドバイワールドカップの馬券売上推移
- ドンガスターマイルの馬券売上推移
- クイーンエリザベスステークスの馬券売上推移
- チェアマンズスプリントプライズの馬券売上推移
- 香港クイーンエリザベス2世カップの馬券売上推移
- ケンタッキーダービーの馬券売上推移
- ベルモントステークスの馬券売上推移
- エクリプスステークスの馬券売上推移
- プリンスオブウェールズの馬券売上推移
- キングジョージ&クイーンエリザベス2世カップの馬券売上推移
- インターナショナルステークスの馬券売上推移
- アイリッシュチャンピオンステークスの馬券売上推移
- ジャックルマロワ賞の馬券売上推移
- 凱旋門賞の馬券売上推移
- コーフィールドカップの馬券売上推移
- コックスプレートの馬券売上推移
- メルボルンカップの馬券売上推移
- ブリーダーズカップフィリー&メアターフの馬券売上推移
- ブリーダーズカップマイルの馬券売上推移
- ブリーダーズカップターフの馬券売上推移
- 香港ヴァーズの馬券売上推移
- 香港スプリントの馬券売上推移
- 香港マイルの馬券売上推移
- 香港カップの馬券売上推移
【年度別】海外馬券売上推移
年度 | R数 | 総売上 | 平均売上 |
2016 | 7R | 95億1488万円 | 13億5927万円 |
2017 | 10R | 102億5767万9100円 | 10億2577万円 |
2018 | 14R | 113億5019万1900円 | 8億1073万円 |
2019 | 20R | 184億7368万9300円 | 9億2368万円 |
2020 | 6R | 77億3136万5800円 | 12億8856万円 |
2021 | 14R | 172億2571万6000円 | 12億3041万円 |
2022 | 12R | 197億8195万5600円 | 16億4849万円 |
2023 | 9R | 134億1337万6600円 | – |
2016年から発売を開始した海外馬券ですが、年々馬券購入者に馴染んできている様子が伺えます。発売するレース数は競走馬の出走状況に左右されるので、総売上は年によってブレが大きい印象です。
この後、レース別の売上をお示ししますが、やはり凱旋門賞などの大レースがあると売上が大きく伸びる一方で、売上が大きくないレースもありますので、やはり売上状況については日本馬の出走状況次第というのが結論です。
【レース別】海外馬券売上推移
これまでの海外馬券の最高売上は2022年の凱旋門賞で、売上は64億9599万2800円と国内のGII競走位の売上を誇っております。これは凱旋門賞が日本競馬において重要視されていることと、ぼぼ全ての年で地上波でのレース放送がある点が要因かと思われます。
一方でこれまでの海外馬券の最低売上は、ドンがスターマイルの2億49万7000円となります。土曜日のレースではあったものの、事前の馬券販売の告知が充分ではなかった印象です。
ドバイゴールデンシャヒーンの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2018 | マインドユアビスケッツ | 4億7515万1100円 |
2019 | エックスワイジェット | 4億9571万4900円 |
2021 | ゼンデン | 7億2464万8600円 |
2022 | スイッツァランド | 7億9599万8900円 |
2023 | シベリウス | 11億7801万7800円 |
ポイント
ドバイGSはドバイで馬券発売があるレースの中では1番日本馬の参戦年数が少ないレースです。ドバイ競走の中では1番売上が少ないレースとなります。ドバイシーマクラシックの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2017 | ジャックホブス | 6億3023万900円 |
2018 | ベンバトル | 8億513万2200円 |
2019 | オールドペルシアン | 10億4540万1500円 |
2021 | ミシュリフ | 11億3729万300円 |
2022 | シャフリヤール | 15億3609万3500円 |
2023 | イクイノックス | 17億1555万7000円 |
ポイント
ドバイSCはドバイで馬券発売があるレースの中で日本馬が強いレースということもあり、売上も大きいレースです。参戦する日本馬の実力がトップクラスだと売上が伸びる印象です。ドバイターフの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2017 | ヴィブロス | 5億7121万9400円 |
2018 | ホークビル | 8億8392万2100円 |
2019 | アーモンドアイ | 14億6636万4100円 |
2021 | ロードノース | 6億5663万6000円 |
2022 | ロードノース パンサラッサ | 11億9616万4400円 |
2023 | ロードノース | 12億3442万5600円 |
ポイント
ドバイTは海外馬も強いレースということで、馬券の売上はそこまで伸びない印象です。しかし、アーモンドアイが参戦した年は同馬への期待もあり、大きく売上を伸ばしています。ドバイワールドカップの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2017 | アロゲート | 13億7962万200円 |
2018 | サンダースノー | 9億5145万7000円 |
2019 | サンダースノー | 8億2661万6000円 |
2021 | ミスティックガイド | 10億402万8700円 |
2022 | カントリーグラマー | 14億3326万5400円 |
2023 | ウシュバテソーロ | 19億7300万4500円 |
ポイント
ドバイWCはドバイ競走のメインレースですが、馬券売上は他のレースに負けてしまうこともあります。これはレースが深夜であることや、日本馬が発売のある4競走の中では、比較的苦戦している条件ということもあるでしょうか。ドンガスターマイルの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | ブルータル | 2億49万7000円 |
ポイント
ドンガスターMは日本での知名度も低く、参戦馬のレベルも高くなかったため、売上は低調なものに。事前の販売に関する周知も少なかったのも要因か。クイーンエリザベスステークスの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2020 | アデイブ | 4億2109万2400円 |
2023 | ドバイオナー | 3億2348万3200円 |
ポイント
春に国内で適鞍がない馬が参戦するレースの一つです。日本の一流どころは参戦しませんので、売上もそれなりに低調なものに。チェアマンズスプリントプライズの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | ビートザクロック | 3億2656万3300円 |
2021 | ウェリントン | 4億9012万2600円 |
2023 | ラッキースワイネス | 3億1698万1200円 |
ポイント
チェアマンズSPは、冬の香港スプリントとは異なり、売上が伸び悩むレースです。参戦する馬もあまり多くないのが要因でしょうか。香港クイーンエリザベス2世カップの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2018 | ネオリアリズム | 7億9847万4700円 |
2019 | パキスタンスター | 9億2671万8500円 |
2021 | ウインブライト | 12億5200万8800円 |
2022 | ラヴズオンリーユー | 16億4242万8800円 |
2023 | ロマンチックウォリアー | 13億1684万2400円 |
ポイント
香港QE2Cは、香港&中距離の芝のレースということで日本馬が強いレースです。それなりに日本馬の活躍も目立つことから、売上も好調な部類です。ケンタッキーダービーの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | カントリーハウス | 16億2982万1000円 |
2022 | リッチストライク | 10億7538万4300円 |
2023 | メイジ | 11億4876万9200円 |
ポイント
近年徐々に参戦が増えているケンタッキーD。アメリカのダート3冠レースの1冠目のレースです。2024年以降、国内のダート3冠路線が整備されてからどうなるか見ていく必要がありますが、レースの格が高いので売上は好調です。ベルモントステークスの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2017 | タップリット | 5億9909万6600円 |
2018 | サーウィンストン | 4億7197万8900円 |
ポイント
アメリカのダート3冠レースの2冠目ですが、ケンタッキーダービーと比べると売上は低調な部類です。エクリプスステークスの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2020 | ガイヤース | 15億1081万5400円 |
ポイント
エクリプスSはレースの格がそれなりに高いこともあり、売上も好調でした。プリンスオブウェールズの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | クリスタルオーシャン | 5億160万4500円 |
2022 | ステートオブレスト | 10億2256万4900円 |
ポイント
プリンスオブWはレースの質も高く、時期も良いためもっと日本馬の参戦が増えても良さそうですが、売上は多くはありません。キングジョージ&クイーンエリザベス2世カップの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | エネイブル | 10億6220万4500円 |
ポイント
キングジョージ&QE2Cはヨーロッパの2400m路線の前半戦の柱のレースですが、近年は日本馬の参戦が少なく、売上傾向が読みにくいレースです。インターナショナルステークスの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | ジャパン | 6億487万1400円 |
ポイント
インターナショナルS、ヨーロッパの2000m路線の主要なレースですが、日本馬の参戦が少なく、売上傾向が読みにくいレースです。アイリッシュチャンピオンステークスの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | マジカル | 6億1491万5100円 |
ポイント
愛チャンピオンSはヨーロッパの2000m路線の前半戦の柱のレースですが、日本馬の参戦が少なく、売上傾向が読みにくいレースです。格に対して売上は低調と言わざるを得ません。ジャックルマロワ賞の馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2018 | アルファセントーリ | 6億5677万2600円 |
2022 | インスパイラル | 10億9961万2600円 |
ポイント
古くはタイキシャトルが日本馬として初めて同レースを制するなど、日本人には馴染みのあるレースです。ただし、売上はそこそこでしょうか。凱旋門賞の馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | ファウンド | 41億8599万5100円 |
2017 | エネイブル | 34億4333万6600円 |
2018 | エネイブル | 24億7567万6900円 |
2019 | ヴァルトガイスト | 41億5597万9700円 |
2020 | ソットサス | 27億4092万4000円 |
2021 | トルカータータッソ | 53億8803万5100円 |
2022 | アルピニスタ | 64億9599万2800円 |
2023 | エースインパクト | 42億629万5700円 |
ポイント
数ある海外馬券の中でも桁違いに売れるのが凱旋門賞です。やはり多くの日本の競馬ファンの胸に刺さっていることが要因でしょうか。コーフィールドカップの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2018 | ベストソリューション | 2億4206万1200円 |
2019 | メールドグラース | 2億8268万2000円 |
ポイント
コーフィールドCは2010年代中盤から後半ごろに何故か流行したオーストラリアへの遠征で使われたレースの一つです。ただし、売上は低調なものに。コックスプレートの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2019 | リスグラシュー | 3億7098万8700円 |
ポイント
コックスPは、前述のレースと同様に2010年代中盤から後半ごろに何故か流行した流行したオーストラリアへの遠征で使われたレースの一つです。ただし、売上は低調なものに。メルボルンカップの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | アルマンダン | 6億9737万1200円 |
2018 | クロスカウンター | 3億4293万9500円 |
2019 | ヴァウアンドディクレア | 5億7987万4900円 |
ポイント
メルボルンCは、前述の2レースと同様に2010年代中盤から後半ごろに何故か流行した流行したオーストラリアへの遠征で使われたレースの一つです。格も高いレースですが、頭数が多く馬券的にはかなり難しいレースで、売上は低調なものに。ブリーダーズカップフィリー&メアターフの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | クイーンズトラスト | 8億596万3400円 |
2021 | ラヴズオンリーユー | 4億2220万7300円 |
ポイント
BCフィリー&メアターフは、芝中距離を主戦場とする牝馬が狙って遠征するレースの一つです。参戦機会は多くありませんが、勝負になりそうな馬の参戦が目立ちます。ただし、BC自体がアメリカ各地の競馬場での持ち回り開催のため時間が読みにくいのが売上の伸び悩み要因でしょうか。ブリーダーズカップマイルの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2021 | スペースブルース | 4億4534万5600円 |
ポイント
BCマイルは、芝マイルを主戦場とする馬が狙って遠征するレースの一つです。参戦機会は多くありません。BC自体がアメリカ各地の競馬場での持ち回り開催のため時間が読みにくいのが売上の伸び悩み要因でしょうか。ブリーダーズカップターフの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2021 | ユビアー | 5億4604万5200円 |
ポイント
BCターフは、芝2400m付近を主戦場とする馬が狙って遠征するレースの一つです。参戦機会は多くありません。BC自体がアメリカ各地の競馬場での持ち回り開催のため時間が読みにくいのが売上の伸び悩み要因でしょうか。香港ヴァーズの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | サトノクラウン | 4億8756万900円 |
2017 | ハイランドリール | 4億6765万2900円 |
2018 | エグザルタント | 4億3876万2300円 |
2019 | グローリーヴェイズ | 5億3059万4200円 |
2021 | グローリーヴェイズ | 5億1654万4700円 |
2022 | ウインマリリン | 5億6861万9500円 |
2023 | 億万円 |
ポイント
香港ヴァーズは輸送距離などの兼ね合いもあり、毎年多くの日本馬が参戦するレースです。近年は日本馬の独壇場になっております。売上は小頭数になりやすいこともあり、馬券発売のある香港4競走の中でも1番少ない年が多いです。香港スプリントの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | エアロヴェロシティ | 5億5810万3700円 |
2017 | ミスタースタニング | 4億2264万2300円 |
2018 | ミスタースタニング | 4億4155万3300円 |
2019 | ビートザクロック | 4億8509万200円 |
2020 | ダノンスマッシュ | 4億4103万7700円 |
2021 | スカイフィールド | 7億3815万5500円 |
2022 | ウェリントン | 8億1620万8900円 |
2023 | 億万円 |
ポイント
香港スプリントは輸送距離などの兼ね合いもあり、毎年多くの日本馬が参戦するレースです。日本馬の勝ちもありますが、地元香港勢が強いこともあり、売上が伸びにくい年もあります。香港マイルの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | ビューティーオンリー | 8億9661万8800円 |
2017 | ビュ-ティ-ジェネレ-ション | 7億5920万5300円 |
2018 | ビュ-ティ-ジェネレ-ション | 10億3277万4300円 |
2019 | アドマイヤマーズ | 10億8680万3100円 |
2020 | ゴールデンシックスティ | 11億1720万4900円 |
2021 | ゴールデンシックスティ | 17億2863万7900円 |
2022 | カリフォルニアスパングル | 14億1687万2300円 |
2023 | 億万円 |
ポイント
香港マイルは輸送距離などの兼ね合いもあり、毎年多くの日本馬が参戦するレースです。地元馬が比較的強いレースではありますが、この路線は地元香港勢の中に歴史的戦績の馬が多いこともあり、売上はかなり伸びますね。香港カップの馬券売上推移
年 | 勝馬(優勝馬) | 売上 |
2016 | モーリス | 18億8326万6900円 |
2017 | タイムワープ | 11億8326万6900円 |
2018 | グロリアスフォーエバー | 12億529万2000円 |
2019 | ウインブライト | 9億5509万4400円 |
2020 | ノームコア | 15億29万1400円 |
2021 | ラヴズオンリーユー | 17億8558万9700円 |
2022 | ロマンチックウォリアー | 23億2517万3500円 |
2023 | 億万円 |
ポイント
香港カップは輸送距離などの兼ね合いもあり、毎年多くの日本馬が参戦するレースです。近年は日本馬が強い条件になっております。一応のメインレースではあるので、馬券発売のある香港の4競走の中では売上は1番大きくなっております。