どうも、スダケイバです。
2024年12月にチャンピオンズカップ(チャンピオンズC)が開催されます。このページではチャンピオンズカップの傾向について、過去のデータから予想の根拠となるポイントを分析していきます。
※データについてはJRAが発表する主催者情報を元に個人で独自に統計データとして集計し引用しております。馬券購入は利用者様ご自身の自己責任でお願いいたします。免責事項はこちら |
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【2024年】チャンピオンズカップの概要と馬券のポイント
名称 | チャンピオンズカップ(チャンピオンズC/ちゃんぴおんずかっぷ) |
格付け | GI |
コース | 中京ダート1800m |
条件 | サラ系3歳以上(国際)(特指)・定量戦 |
賞金 | 1着 12,000万円 |
チャンピオンズカップは中京ダート1800mで行われるGI競走です。JRAにおけるダート馬の頂点を決めるレースの一つで1年の目標となるレースです。
チャンピオンズカップの馬券のポイント(買いデータ・消しデータ)
- 1番人気の信頼度は高い。
- 前後半のラップはイーブンラップになりやすい
- 枠の影響は少ないので馬の実力で選ぼう
チャンピオンズカップのコース解説
中京ダート1800mのスタート地点はスタンド前の中間点。最初のコーナーまでの距離が短いため序盤のポジション取りは厳しめ。3~4コーナーはスパイラルカーブが採用されており、下り坂です。最後の直線は380m地点から220m地点まで高低差1.8mの上り坂で、ラストは平坦です。
最後の直線は約410mと東京競馬場に次ぐ長さとなっております。
チャンピオンズカップの過去10年の勝馬(結果)
年 | 勝馬 | 馬齢 | タイム |
2023 | レモンポップ | 牡5 | 1:50.6 |
2022 | ジュンライトボルト | 牡5 | 1:51.9 |
2021 | テーオーケインズ | 牡4 | 1:49.7 |
2020 | チュウワウィザード | 牡5 | 1:49.3 |
2019 | クリソベリル | 牡3 | 1:48.5 |
2018 | ルヴァンスレーヴ | 牡3 | 1:50.1 |
2017 | ゴールドドリーム | 牡4 | 1:50.1 |
2016 | サウンドトゥルー | セ6 | 1:50.1 |
2015 | サンビスタ | 牝6 | 1:50.4 |
2014 | ホッコータルマエ | 牡5 | 1:51.0 |
過去10年の勝ち馬です。基本的にはその時のダートNo1の馬が強さを見せています。
チャンピオンズカップの歴代の勝ち馬一覧
チャンピオンズカップの歴代の勝ち馬については以下のタブ内に一覧でまとめています。過去20年、過去30年、歴代と勝ち馬から傾向を確認したい場合は、以下のタブを開いて確認できます。
第1回 | 2000年11月25日 東京 ダ2100m | ウイングアロー(牡5) 2:07.2 岡部幸雄/南井克巳/池田實 |
---|---|---|
第2回 | 2001年11月24日 東京 ダ2100m | クロフネ(牡3) 2:05.9 武豊/松田国英/金子真人 |
第3回 | 2002年11月23日 中山 ダ1800m | イーグルカフェ(牡5) 1:52.2 L.デットーリ/小島太/西川清 |
第4回 | 2003年11月29日 東京 ダ2100m | フリートストリートダンサー(騸5) 2:09.2 J.コート/D.オニール/T.レザーマン |
第5回 | 2004年11月28日 東京 ダ2100m | タイムパラドックス(牡6) 2:08.7 武豊/松田博資/(有)社台レースホース |
第6回 | 2005年11月26日 東京 ダ2100m | カネヒキリ(牡3) 2:08.0 武豊/角居勝彦/金子真人ホールディングス(株) |
第7回 | 2006年11月25日 東京 ダ2100m | アロンダイト(牡3) 2:08.5 後藤浩輝/石坂正/(有)キャロットファーム |
第8回 | 2007年11月24日 東京 ダ2100m | ヴァーミリアン(牡5) 2:06.7 武豊/石坂正/(有)サンデーレーシング |
第9回 | 2008年12月7日 阪神 ダ1800m | カネヒキリ(牡6) 1:49.2 C.ルメール/角居勝彦/金子真人ホールディングス(株) |
第10回 | 2009年12月6日 阪神 ダ1800m | エスポワールシチー(牡4) 1:49.9 佐藤哲三/安達昭夫/(株)友駿ホースクラブ |
第11回 | 2010年12月5日 阪神 ダ1800m | トランセンド(牡4) 1:48.9 藤田伸二/安田隆行/前田幸治 |
第12回 | 2011年12月4日 阪神 ダ1800m | トランセンド(牡5) 1:50.6 藤田伸二/安田隆行/前田幸治 |
第13回 | 2012年12月2日 阪神 ダ1800m | ニホンピロアワーズ(牡5) 1:48.8 酒井学/大橋勇樹/小林百太郎 |
第14回 | 2013年12月1日 阪神 ダ1800m | ベルシャザール(牡5) 1:50.4 C.ルメール/松田国英/(有)社台レースホース |
第15回 | 2014年12月7日 中京 ダ1800m | ホッコータルマエ(牡5) 1:51.0 幸英明/西浦勝一/矢部道晃 |
第16回 | 2015年12月6日 中京 ダ1800m | サンビスタ(牝6) 1:50.4 M.デムーロ/角居勝彦/(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
第17回 | 2016年12月4日 中京 ダ1800m | サウンドトゥルー(騸6) 1:50.1 大野拓弥/高木登/山田弘 |
第18回 | 2017年12月3日 中京 ダ1800m | ゴールドドリーム(牡4) 1:50.1 R.ムーア/平田修/吉田勝己 |
第19回 | 2018年12月2日 中京 ダ1800m | ルヴァンスレーヴ(牡3) 1:50.1 M.デムーロ/萩原清/(株)G1レーシング |
第20回 | 2019年12月1日 中京 ダ1800m | クリソベリル(牡3) 1:48.5 川田将雅/音無秀孝/(有)キャロットファーム |
第21回 | 2020年12月6日 中京 ダ1800m | チュウワウィザード(牡5) 1:49.3 戸崎圭太/大久保龍志/中西忍 |
第22回 | 2021年12月5日 中京 ダ1800m | テーオーケインズ(牡4) 1:49.7 松山弘平/高柳大輔/小笹公也 |
第23回 | 2022年12月4日 中京 ダ1800m | ジュンライトボルト(牡5) 1:51.9 石川裕紀人/友道康夫/河合純二 |
第24回 | 2023年12月3日 中京 ダ1800m | レモンポップ(牡5) 1:50.6 坂井瑠星/田中博康/ゴドルフィン |
※2000年以前のデータはwikipediaより引用
チャンピオンズカップの人気別勝率・連対率・複勝率
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 3-3-0-4 | 30% | 60% | 60% |
2番人気 | 2-0-0-8 | 20% | 20% | 20% |
3番人気 | 1-2-3-4 | 10% | 30% | 60% |
チャンピオンズカップの過去10年の上位人気の人気別勝率・連対率・複勝率です。1番人気が強いですね。次に3番人気。一方でそれ以外の上位人気は水準以下。
チャンピオンズカップの配当傾向
年 | 単勝 | 3連複 | 3連単 |
2023 | 380円 | 469,320円 | 1,902,720円 |
2022 | 790円 | 14,020円 | 81,360円 |
2021 | 330円 | 17,650円 | 52,660円 |
2020 | 1,330円 | 35,310円 | 206,940円 |
2019 | 440円 | 1,900円 | 8,980円 |
2018 | 190円 | 6,090円 | 27,310円 |
2017 | 1,300円 | 27,350円 | 158,490円 |
2016 | 1,590円 | 11,180円 | 85,980円 |
2015 | 6,640円 | 27,320円 | 318,430円 |
2014 | 590円 | 11,730円 | 70,890円 |
平均 | 1,467円 | 16,950円 | 112,338円 |
このレースは取捨選択が難しいレースです。頭が固めでも3連単は高配当になったりと難解なレースです。
中京競馬場の配当傾向
チャンピオンズカップが行われる中京競馬場は過去の配当傾向を見ると他の競馬場より「やや荒れにくい」競馬場です。競馬場毎に距離別・馬券別の平均配当を別記事でまとめておりますので、参考になればと思います。
チャンピオンズカップの過去の馬齢別の勝率・連対率・複勝率
馬齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 2-2-2-12 | 11% | 22% | 33% |
4歳 | 2-1-1-35 | 5% | 8% | 10% |
5歳 | 4-2-3-27 | 11% | 17% | 25% |
6歳 | 2-4-2-25 | 6% | 18% | 24% |
7歳 | 0-1-2-17 | 0% | 5% | 15% |
8歳 | 0-0-0-9 | 0% | 0% | 0% |
9歳~ | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
馬齢別で見ると高齢馬に厳しいレースです。特に近年は斤量面で有利な3歳馬の活躍が目立ちます。
チャンピオンズカップの枠順別の勝率・連対率・複勝率
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-2-2-13 | 0% | 12% | 24% |
2枠 | 2-2-2-14 | 10% | 20% | 30% |
3枠 | 3-0-2-15 | 15% | 15% | 25% |
4枠 | 1-1-0-18 | 5% | 10% | 10% |
5枠 | 2-1-1-16 | 10% | 15% | 20% |
6枠 | 1-1-2-16 | 5% | 10% | 20% |
7枠 | 0-3-1-16 | 0% | 15% | 20% |
8枠 | 1-0-0-19 | 5% | 5% | 5% |
枠順別のデータで見ると強いて言えば8枠は極端な戦法を取れないと不利と言えます。
チャンピオンズカップで馬券になった馬の前走
前走 | 馬券内の頭数 |
JBCクラシック | 12頭 |
みやこS | 6頭 |
南部杯 | 6頭 |
武蔵野S | 3頭 |
日本テレビ盃 | 1頭 |
JBCレディスクラシック | 1頭 |
JBCスプリント | 1頭 |
シリウスS | 1頭 |
エルムS | 1頭 |
セントライト記念 | 1頭 |
過去10年で馬券内に入った馬の前走を調べて見ました。一番多いのは「JBCクラシック組」。一方で近年は「みやこS組」も台頭するようになりました。
・前走がみやこS組は前走着順を気にする必要はない
・JBC系や南部杯などの地方交流戦を経由した馬は前走好走がマスト条件
・それ以外の組は前走で馬券内が望ましい(10年で例外は1頭)
ポイントは上記のようなポイントです。まずみやこS組ですがインティやアスカノロマンなどが前走凡戦から巻き返しています。みやこSがステップレース化してきていますので、賞金が足りている馬は前哨戦と割り切っても良さそうです。
次に地方交流組とそれ以外の組は好走が望ましいと言えます。
チャンピオンズカップ好走馬の道中の位置取り
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
2023 | ①①①① | ⑬⑬⑬⑬ | ②②②② |
2022 | ⑨⑨⑧⑩ | ②②②② | ③③④④ |
2021 | ⑤⑤⑥⑥ | ⑩⑩⑪⑪ | ③③③③ |
2020 | ⑧⑦⑤④ | ⑪⑩⑧⑦ | ②②①② |
2019 | ③③④④ | ④⑤④④ | ①①①① |
2018 | ②②③③ | ⑮⑮⑮⑬ | ⑤⑤⑤⑤ |
2017 | ⑨⑩⑪⑪ | ②②②② | ①①①① |
2016 | ⑭⑭⑭⑬ | ⑥⑥⑥⑤ | ②②③② |
2015 | ⑨⑥⑧⑥ | ⑭⑭⑮⑮ | ⑮⑮⑯⑯ |
2014 | ②②②② | ⑤⑤④④ | ⑤⑤②② |
近年の好走馬は先行〜差し馬が優勢です。外枠が不利なコースですので外枠に先行馬が揃うと特に厳しいペースになる印象です。
チャンピオンズカップのラップ傾向
ハロン | タイム |
1F | 12.7秒 |
2F | 11.1秒 |
3F | 12.8秒 |
4F | 12.5秒 |
5F | 12.2秒 |
6F | 12.2秒 |
7F | 12.3秒 |
8F | 11.9秒 |
9F | 12.5秒 |
チャンピオンズカップのラップ傾向です。このレベルでは珍しく後傾ラップの傾向が出ておりますので後半にしっかりとした末脚をつかるタイプを狙いましょう。
チャンピオンズカップの血統・種牡馬の傾向
2023年 | ||
1着 | 父 | Lemon Drop Kid (Kingmanbo系) |
母父 | Giant’s Causeway (Storm Bird系) | |
2着 | 父 | キタサンブラック (サンデーサイレンス系) |
母父 | Uncle Mo (Grey Sovereign系) | |
3着 | 父 | ドゥラメンテ (キングカメハメハ系) |
母父 | オルフェーヴル (ステイゴールド系) | |
2022年 | ||
1着 | 父 | キングカメハメハ (キングカメハメハ系) |
母父 | スペシャルウィーク (サンデーサイレンス系) | |
2着 | 父 | リーチザクラウン (サンデーサイレンス系) |
母父 | キングカメハメハ (キングカメハメハ系) | |
3着 | 父 | キズナ (ディープインパクト系) |
母父 | キングカメハメハ (キングカメハメハ系) | |
2021年 | ||
1着 | 父 | シニスターミニスター (Bold Ruler系) |
母父 | マンハッタンカフェ (サンデーサイレンス系) | |
2着 | 父 | キングカメハメハ (キングカメハメハ系) |
母父 | デュランダル (サンデーサイレンス系) | |
3着 | 父 | アイルハヴアナザー (Mr. Prospector系) |
母父 | フジキセキ (サンデーサイレンス系) |
過去3年で馬券内に入った馬の血統です。
かつてはゴールドアリュールが強かったのですが、近年はキングカメハメハの血を持つ馬が優勢。リピーターレースの側面も少しあるので同じような血統が並ぶ反面、多数のダート種牡馬が絡んでおり掴み所のないレースです。