どうも、スダケイバです。
2024年3月にドバイワールドカップ(ドバイWC)が開催されます。このページではドバイワールドカップの傾向について、過去のデータから予想の根拠となるポイントを分析していきます。
※データについてはJRAが発表する主催者情報を元に個人で独自に統計データとして集計し引用しております。馬券購入は利用者様ご自身の自己責任でお願いいたします。免責事項はこちら |
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【2024年】ドバイワールドカップのレース概要
競馬場 | メイダン競馬場 |
距離 | ダート2000m(左) |
条件 | 4歳以上・GI |
斤量 | 4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55kg 南半球産3歳=牡・セン馬 54kg、牝馬52kg |
賞金 | 賞金総額1200万ドル |
ドバイワールドカップは左回りのダートの2000mで行われるGI競走です。競馬界の大物でもあるシェイク・モハメド氏が1995年に立ち上げた伝統のあるダートGIです。
以前は世界最高の賞金額を誇っていたこともあり、日本馬も過去に多数参戦しており、日本人にも馴染みのあるレースです。
なお、ドバイワールドカップは1995年から2009年まではナド・アルシバ競馬場での開催、2010年からメイダン競馬場での開催に変更になっていますが、2010年から2014年までは馬場がオールウェザーでの開催で、2015年からは馬場がダートに変更となっています。
メイダン競馬場ダート2000mのコースの特徴
メイダン競馬場のダート2000mはスタンド前からの発走。ダートコースは楕円形で1周約1750m。つまりダート2000mはコースを1周超する形態となっております。最初のコーナーまで約300mと前半のポジション取りはややタイト。コースはほとんど平坦ですが、コーナーにバンクが設けられており、コーナーで加速しやすい設計となってます。最後の直線距離はおよそ400mとイメージよりは短くなっております。
ドバイワールドカップ(ドバイWC)の過去配当傾向
年 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
2023 | 3,440円 | 42,030円 | 266,850円 |
2022 | 1,810円 | 3,660円 | 24,660円 |
2021 | 1,430円 | 4,470円 | 18,770円 |
2019 | 10,850円 | 20,960円 | 129,430円 |
2018 | 1,350円 | 4,340円 | 38,640円 |
2017 | 450円 | 3,430円 | 5,170円 |
ドバイワールドカップの過去の過去の配当一覧です。このレースの歴史はそれなりにあるものの、海外馬券発売から日が浅いことから馬券発売の回数は少なくなっています。これを見ますと上位人気が比較的順当に馬券に絡んでいる印象です。
ドバイワールドカップ(ドバイWC)の性別傾向
性別 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
牡 | 10-10-10-90 | 8.3% | 28.6% | 34.3% |
牝 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ドバイワールドカップの性別傾向です。メイダン競馬場でダートに変更になった2015年からカウントしております。(騸馬は牡にカウント)。牝馬自体の参戦が少ないこともあり傾向としては読みにくいですが、牝馬は意識しなくていいでしょう。
ドバイワールドカップ(ドバイWC)の年齢別傾向
馬齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 0-0-0-0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4歳 | 3-7-2-23 | 8.6% | 28.6% | 34.3% |
5歳 | 5-1-2-33 | 12.2% | 14.6% | 19.5% |
6歳~ | 2-2-6375 | 4.3% | 8.5% | 21.3% |
年齢別傾向です。3歳は南半球のみの参加となるのですが、南半球の3歳はまだこの時期に色々選択肢があるので出走は今後もあまりないかなと思います。傾向としては4歳馬が有利ですかね。
ドバイワールドカップ(ドバイWC)の前走傾向
年 | 勝ち馬 | 前走 |
2023年 | ウシュバテソーロ | 川崎記念 1着 |
2022年 | カントリーグラマー | サウジカップ 2着 |
2021年 | ミスティックガイド | レイザーバックハンデキャップ 1着 |
2019年 | サンダースノー | アルマクトゥームチャレンジRIII 3着 |
2018年 | サンダースノー | アルマクトゥームチャレンジRIII 3着 |
2017年 | アロゲート | ペガサスワールドカップ 1着 |
2016年 | カリフォルニアクローム | メイダン ハンデ戦 1着 |
2015年 | プリンスビショップ | アルマクトゥームチャレンジRIII 2着 |
2015年以降の勝ち馬の前走を見ると、ポイントは前走で大きく消耗していないという点が挙げられると思います。地元UAE勢が強いこともあり、前哨戦はドバイのレースが多いですね。
ドバイワールドカップ(ドバイWC)の血統傾向
年 | 着 | 父 | 母父 |
2023 | 1着 | オルフェーヴル | キングカメハメハ |
2着 | Shamardal | Platini | |
3着 | Quality Road | Bernardini | |
2022 | 1着 | Tonalist | Forestry |
2着 | Oxbow | Indian Charlie | |
3着 | キングカメハメハ | デュランダル | |
2021 | 1着 | Ghostzapper | A.P. Indy |
2着 | キングカメハメハ | デュランダル | |
3着 | Medaglia D’oro | A.P. Indy | |
2020 | 1着 | 中止(延期) | 中止(延期) |
2着 | 中止(延期) | 中止(延期) | |
3着 | 中止(延期) | 中止(延期) | |
2019 | 1着 | Helmet | Dubai Destination |
2着 | Lonhro | Lookin At Lucky | |
3着 | Dialed In | Unbridled | |
2018 | 1着 | Helmet | Dubai Destination |
2着 | Flatter | Honour And Glory | |
3着 | Dubawi | Pennekamp |
広義すぎるとは思いますが、ミスプロ系がよさそうです。まあ正直ミスプロ系はかなり細分化しているので、これが傾向とまでは言いにくいですが気にはしておきましょう。またA.P.Indy系の馬券絡みも目立ちます。
ドバイワールドカップ(ドバイWC)の過去レース映像(動画)
動画・映像 |
2023年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2022年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2021年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2019年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2018年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2017年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2016年ドバイワールドカップ(YouTube) |
2015年ドバイワールドカップ(YouTube) |
ドバイワールドカップに出走した日本馬の成績一覧・結果
年 | 馬名[騎手・調教師] | 着順 |
1996年 | ライブリマウント(牡5) [石橋守・柴田不二男] | 6着 |
1997年 | ホクトベガ(牝7) [横山典弘・中野隆良] | 中止 |
1998年 | キョウトシチー(牡7) [松永幹夫・中尾謙太郎] | 6着 |
2000年 | ワールドクリーク(牡5) [加藤和宏・新井仁] | 6着 |
2001年 | トゥヴィクトリー(牝5) [武豊・池江泰郎] | 2着 |
2001年 | レギュラーメンバー(牡4) [松永幹夫・山本正司] | 9着 |
2002年 | アグネスデジタル(牡5) [四位洋文・白井寿昭] | 6着 |
2002年 | トゥヴィクトリー(牝6) [O.ペリエ・池江泰郎] | 11着 |
2004年 | アドマイヤドン(牡5) [安藤勝己・松田博資] | 8着 |
2004年 | リージェントブラフ(牡8) [吉田豊・大久保洋吉] | 9着 |
2004年 | サイレントディール(牡4) [武豊・池江泰郎] | 12着 |
2005年 | アジュディミツオー(牡4) [内田博幸・川島正行] | 6着 |
2006年 | カネヒキリ(牡4) [武豊・角居勝彦] | 4着 |
2006年 | スターキングマン(牡7) [O.ペリエ・森秀行] | 7着 |
2007年 | ヴァーミリアン(牡5) [C.ルメール・石坂正] | 4着 |
2008年 | ヴァーミリアン(牡6) [武豊・石坂正] | 12着 |
2009年 | カジノドライヴ(牡4) [安藤勝己・藤沢和雄] | 8着 |
2010年 | レッドディザイア(牝4) [C.スミヨン・松永幹夫] | 11着 |
2011年 | ヴィクトワールピサ(牡4) [M.デムーロ・角居勝彦] | 1着 |
2011年 | トランセンド(牡5) [藤田伸二・安田隆行] | 2着 |
2011年 | ヴィクトワールピサ(牝5) [R.ムーア・松田博資] | 8着 |
2012年 | エイシンフラッシュ(牡5) [C.ルメール・藤原英昭] | 6着 |
2012年 | スマートファルコン(牡7) [武豊・小崎憲] | 10着 |
2012年 | トランセンド(牡6) [藤田伸二・安田隆行] | 13着 |
2014年 | ベルシャザール(牡6) [C.ルメール・松田国英] | 11着 |
2014年 | ホッコータルマエ(牡5) [幸英明・西浦勝一] | 16着 |
2015年 | ホッコータルマエ(牡6) [幸英明・西浦勝一] | 5着 |
2015年 | エピファネイア(牡5) [C.スミヨン・角居勝彦] | 9着 |
2016年 | ホッコータルマエ(牡7) [幸英明・西浦勝一] | 9着 |
2017年 | アウォーディー(牡7) [武豊・松永幹夫] | 5着 |
2017年 | ラニ(牡4) [R.ムーア・松永幹夫] | 8着 |
2017年 | アポロケンタッキー(牡5) [C.ルメール・山内研二] | 9着 |
2017年 | ゴールドドリーム(牡4) [J.モレイラ・平田修] | 14着 |
2018年 | アウォーディー(牡8) [武豊・松永幹夫] | 6着 |
2019年 | ケイティブレイブ(牡5) [J.モレイラ・杉山晴輝] | 取消 |
2021年 | チュウワウィザード(牡6) [戸崎圭太・大久保龍志] | 2着 |
2022年 | チュウワウィザード(牡7) [川田将雅・大久保龍志] | 3着 |
2023年 | ウシュバテソーロ(牡6) [川田将雅・高木登] | 1着 |
2023年 | ケーオーケインズ(牡6) [O.マーフィー・高柳大輔] | 4着 |
2023年 | クラウンプライド(牡4) [D.レーン・新谷功一] | 5着 |
2023年 | パンサラッサ(牡6) [吉田豊・矢作 芳人] | 10着 |
2023年 | ジオグリフ(牡4) [C.ルメール・木村哲也] | 11着 |
2023年 | カフェファラオ(牡6) [J.モレイラ・堀宣行] | 12着 |
2023年 | ヴェラアズール(牡6) [C.デムーロ・渡辺 薫彦] | 13着 |
2023年 | ジュンライトボルト(牡6) [R.ムーア・友道康夫] | 15着 |
ほぼ毎年日本馬の参戦があるレースです。その分多くの馬が破れてもいます。日本馬は2011年にヴィクトワールピサが1着になり、初めてドバイワールドカップを制覇しました。(オールウェザーの恩恵も大きかったと思います。)
そして2023年、足元がダートで初めてウシュバテソーロがレースを制しました。
ドバイワールドカップ・歴代優勝馬
年/回 | 勝ち馬(タイム/騎手/調教師/調教国) |
2023年 (第27回) | ウシュバテソーロ/Ushba Tesoro(牡6) 2:03.25 (川田将雅/高木登/日本) |
2022年 (第26回) | カントリーグラマー/Country Grammer(牡5) 2:04.97 (L.デットーリ/B.バファート/アメリカ) |
2021年 (第25回) | ミスティックガイド/Mystic Guide(牡4) 2:01.61 (L.サエス/M.スティッドハム/アメリカ) |
2020年 (第-回) | 延期 |
2019年 (第24回) | サンダースノー/Thunder Snow(牡5) 2:03.58 (C.スミヨン/S.ビン・スルール/UAE) |
2018年 (第23回) | サンダースノー/Thunder Snow(牡4) 2:01.38 (C.スミヨン/S.ビン・スルール/UAE) |
2017年 (第22回) | アロゲート/Arrogate(牡4) 2:02.15 (M.スミス/B.バファート/アメリカ) |
2016年 (第21回) | カリフォルニアクローム/California Chrome(牡5) 2:01.83 (V.エスピノーザ/A.シャーマン/アメリカ) |
2015年 (第20回) | プリンスビショップ/Prince Bishop(セ8) 2:03.24 (W.ビュイック/S.ビン・スルール/UAE) |
2014年 (第19回) | アフリカンストーリー/African Story(セ7) 2:01.61 (S.デソウザ/S.ビン・スルール/UAE) |
2013年 (第18回) | アニマルキングダム/Animal Kingdom(牡5) 2:03.21 (J.ロザリオ/G.モーション/アメリカ) |
2012年 (第17回) | モンテロッソ/Monterosso(牡5) 2:02.67 (B.ヘルナンデスJr/I.ウィルクス/UAE) |
2011年 (第16回) | ヴィクトワールピサ/Victoire Pisa(牡4) 2:05.94 (M.デムーロ/角居勝彦/日本) |
2010年 (第15回) | グロリアデカンペオン/Gloria De Campeao(牡6) 2:03.83 (T.ペレイラ/P.バリー/フランス) |
2009年 (第14回) | ウェルアームド/Well Armed(セ6) 2:01.01 (A.グライダー/E.ハーティー/アメリカ) |
2008年 (第13回) | カーリン/Curlin(牡4) 2:00.15 (R.アルバラード/S.アスムッセン/アメリカ) |
2007年 (第12回) | インヴァソール/Invasor(牡5) 1:59.97 (F.ハラ/K.マクローリン/アメリカ) |
2006年 (第11回) | エレクトロキューショニスト/Electrocutionist(牡5) 2:01.03 (L.デットーリ/S.ビン・スルール/UAE) |
2005年 (第10回) | ロージズインメイ/Roses in May(牡5) 2:02.17 (J.ヴェラスケス/D.ローマンズ/アメリカ) |
2004年 (第9回) | プレザントリーパーフェクト/Pleasantly Perfect(牡6) 2:00.24 (A.ソリス/R.マンデラ/アメリカ) |
2003年 (第8回) | ムーンバラッド/Moon Ballad(牡4) 2:00.48 (L.デットーリ/S.ビン・スルール/UAE) |
2002年 (第7回) | ストリートクライ/Street Cry(牡4) 2:01.18 (J.ベイリー/S.ビン・スルール/UAE) |
2001年 (第6回) | キャプテンスティーヴ/Captain Steve(牡4) 2:00.40 (J.ベイリー/B.バファート/アメリカ) |
2000年 (第5回) | ドバイミレニアム/Dubai Millennium(牡4) 1:59.50 (L.デットーリ/S.ビン・スルール/UAE) |
1999年 (第4回) | アルムタワケル/Almutawakel(牡4) 2:00.65 (R.ヒルズ/S.ビン・スルール/UAE) |
1998年 (第3回) | シルバーチャーム/Silver Charm(牡4) 2:04.29 (G.スティーヴンス/B.バファート/アメリカ) |
1997年 (第2回) | シングスピール/Singspiel(牡5) 2:01.91 (J.ベイリー/M.スタウト/イギリス) |
1996年 (第1回) | シガー/Cigar(牡6) 2:03.84 (J.ベイリー/W.モット/アメリカ) |