馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央・地方】

馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央・地方】

長らく続くステイホームなどで競馬の馬券の売上が好調なこともあり、競馬(馬券)に興味を持っている方が増えているようです。

これから馬券を買いたいと興味を持っている方に共通する「どうやって馬券を購入したらいいかわからない」という疑問に対して、解説していきたいと思います。

図解でわかる競馬のはじめ方(競馬初心者向け)1

タップできる目次

はじめに馬券の購入の注意点「中央競馬」「地方競馬」

初心者にもわかる馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央競馬・地方競馬】 1

はじめに馬券購入の際の注意点としてJRAが運営する「中央競馬」とNARが管轄する「地方競馬」という2つのカテゴリがあります。これについては初心者の段階では細かく覚える必要はありません。

このページではJRA(中央競馬)、NAR(地方競馬)の両方の馬券の購入方法、馬券の種類を解説してきますが、運営団体が異なる関係で馬券の購入方法(主にインターネットで購入する場合の登録先)や馬券の券種が微妙に異なるという点だけをまずはご理解頂ければと思います。

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【JRA・中央競馬】馬券の購入方法

【初心者向け図解】馬券の購入方法と馬券の種類まとめ1

JRA(中央競馬)での馬券の購入方法は大きく分けて2種類あります。詳しくはこの後に説明してきますが、競馬場などにある券売機で購入するか、インターネットで購入するかです。最近では競馬場などの券売機のある施設が無観客運営であることも多く、インターネットで購入する方の割合が増えています。

【JRA・中央競馬】券売機で馬券を買う(競馬場・場外馬券場)

【初心者向け図解】馬券の購入方法と馬券の種類まとめ2
JRA(中央競馬)での馬券の購入方法の一つ目は、競馬場や場外馬券場(WINS/J-PLACE※1など)に設置されている券売機で馬券を購入する方法です。

購入方法自体はシンプルです。馬毎に割り振られている番号(馬番)がありますので、購入したい馬番をマークシート上で塗り潰して、券売機に入れるだけです。馬券自体は1点100円(※2)から購入できます。決済方法は一部UMACAというJRA独自のキャッシュレスサービスがありますが、基本的に現金となりますので注意が必要です。

(※1地方競馬場の券売機でJRAの馬券を購入できる施設を用いた販売所。)
(※2銀座の場外馬券場など一部の施設では500円単位や1,000円単位からしか購入できない場外馬券場があります。)

【JRA・中央競馬】インターネットで馬券を買う

【初心者向け図解】馬券の購入方法と馬券の種類まとめ3
JRA(中央競馬)での現在の馬券購入方法の主流となっているのがインターネットで馬券を購入する方法です。方法としては3つの購入方法がありますが、結論から申し上げると、多くの人は即PATだけでOKです。

◆即PATとは?(JRAの即PATのページはこちら
即PATとは、その名の通り大手銀行のネットバンキングを利用していたら、WEB経由で申し込みを行えば10〜20分ほど ですぐに馬券を買うことができるようになります。登録完了後に即PATのページにログインしてネットバンキング経由で入金・出金という流れです。

以前は次のA-PATが主流でしたが、現在はこちらの即PATが主流ですので「馬券をネットで購入したい」と思った際は即PATを選んでおけばOKかと思います。。

◆A-PATとは?(JRAのA-PATのページはこちら
A-PATとはインターネットに加え、電話回線での登録もできる登録方法です。即PAT登場前はこちらの方法が主流でしたが、専用の銀行口座を開設したりJRAに書類を送ったりする関係で登録までに1ヶ月程度かかるのが難点です。

また登録後の話になりますが、馬券を購入できる時間が即パットよりも短かったり、馬券の配当を引き出せる日が指定されていたりと、今ではかなり使い勝手が悪いのでこれから始める人はわざわざこの方法を選ぶ必要はありません。

◆JRAダイレクトとは?(JRAのJRAダイレクトのページはこちら
JRAダイレクトの最大の特徴は、クレジットカードで馬券が買えるというものです。ただし注意点がいくつかあります。まず対応しているクレジットカードは限定的です。また購入の度にシステム利用料として100円(/回)の手数料が取られる点がネックです。さらに1ヶ月あたりの購入上限が10万円と定められております。

カード会社によってはポイントが付く可能性があるのが唯一のメリットかと思いますが、都度発生する手数料が痛いので個人的にはあまりお勧めできません。

馬券購入方法(マークシートの書き方)

馬券購入方法(マークシートの書き方-緑)
マークシートの書き方ですが、マークシート自体は全部で6種類あります。しかし、初心者の方で一番使うのが緑色のマークシート(もしくは、これを拡大した視認性の高いライトカード)ですので、汎用的に使えるこ緑色のマークシートで解説していきます。

項目塗りつぶし内容
①場名競馬場
②番号レース番号
③式別馬券の種別
④馬番買いたい馬の番号
⑤金額購入金額
⑥単位購入金額の単位

まず、①購入したい競馬場(一般的には現在いる競馬場になるかと)の名称を塗りつぶします。そして購入したい②レース番号を塗り潰してください。この①と②はほぼ全てのマークシートに共通する作業です。

次に③馬券の種類は購入したい馬券の種類を選びます。馬券の種類はこの後で少し触れますが、ここでは1シート(表面)で1種類の馬券しか買えないと言う点をご理解いただければと思います。(緑のシートのみ裏面も活用可能ですが、覚えなくて良いです。)

④馬番については馬券の種類によって1~3頭の塗りつぶしが必要です。なお、一つの箱に1頭しか記載できませんので3頭選ぶ場合は、「④」「④’」「④”」で1頭ずつ塗りつぶしする必要があります。

⑤購入金額は馬券を購入する金額で、⑥購入金額は⑤に対する金額単位です。つまり⑤×⑥が購入金額となりますので、間違えないようにする必要があります。(例:⑤が4で、⑥が100円なら400円)

JRAのマークシートシミュレーターで事前練習も可能ですので、不安が残る方は参考にしてみてください。

参考 JRAのマークシートシミュレーターJRA

馬券購入方法(券売機の使い方)

馬券購入方法(券売機の使い方)

マークシートを塗りつぶしたら、いよいよ馬券購入です。現在、中央競馬の馬券は来賓席等の一部の窓口を除き、全て券売機での発売となっておりますので、マシンの違いこそあれど上記の図のような買い方となります。

お金を先に入れて、マークシートを入れると馬券が発券されます。不備があれば、手前の画面でお知らせしてくれますし、軽微な不備であればその場で修正も可能です。トラブル時には券売機の裏側に待機している係員が助けてくれますので、安心して馬券購入できる環境になっています。

馬券の購入方法について、さらに詳しくは知りたい方は、こちらの記事でまとめておりますので、参考にしてみてください。
馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央・地方】馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央・地方】

的中した馬券の払い戻し方法

的中した払い戻し方法は、簡単です。的中した馬券を「払い戻し」と記載のある券売機の「的中馬券の挿入口」に入れるだけです。ご注意いただきたいのは、競馬はレース入線後に後作業を行い、入線順位を確定するというプロセスがありますので、レース後しばらくしてから払い戻しが可能になります。確定については場内の放送でアナウンスされますので、放送に耳を傾けておきましょう。

【JRA・中央競馬】馬券の種類について

初心者にもわかる馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央競馬・地方競馬】4

JRA(中央競馬)の馬券の種類は全部で10種類あります。(応援馬券を含む)

「たくさんあって覚えきれない!」と思われるかも知れませんが、まずは全て覚える必要はなくそれぞれの種類の特徴を掴んで、自分にあった1つなり2つなりを覚えてもらえればと思います。

馬券の種類・覚えるランク
★★★・・・1度馬券を買ってみたいなら覚えてほしい
★★☆・・・気が向いたら馬券を買ってみるくらいなら覚えてほしい
★☆☆・・・高頻度で馬券を買ってみるなら覚えてほしい

単勝(たんしょう)【おすすめ度:★★★】

馬券の種類(単勝とは)
単勝とはレースで1着になる馬を当てる馬券で最もシンプルな馬券です。勝つと思った馬の番号を購入します。

複勝(ふくしょう)【おすすめ度:★★★】

馬券の種類(複勝とは)
複勝とは3着までに入る馬を当てる馬券で最も的中率が高いとされています。的中しやすい反面、配当は単勝と比べると安くなってしまいます。注意点としてレースに出走する馬が7頭以下の場合は2着までを当てる馬券に変更となります。

応援馬券(おうえんばけん)【おすすめ度:★★☆】

馬券の種類(応援馬券とは)
画像引用:JRA
応援馬券とは1頭の馬の単勝と複勝がセットになった馬券です。単勝を1点、複勝を1点の合計2点をセットで購入する馬券となりますので、購入の最低金額が200円からとなる点が注意です。

枠連(わくれん)【おすすめ度:★★☆】

馬券の種類(枠連とは)
1着と2着になる馬の枠番を当てる馬券です。(1着2着の順番は順不同でOKです。)ここで注意が必要なのは競馬には「枠番」と「馬番」というものがあります。レース毎に出走する馬に対しゲート単位割り振られているのが「枠番」で、馬1頭1頭に割り振られているのが「馬番」となり、ゲート単位で割り振られている「枠番」の1着2着を当てる馬券です。

(参考:馬番と枠番について)
馬番と枠番について
出走頭数により1つの枠番に含まれる馬番の数は変わる場合があります。競馬新聞やレーシングプログラムに枠の記載があるのでレースごとに確認しましょう。

馬連(うまれん)【おすすめ度:★★☆】

馬券の種類(馬連とは)
1着と2着になる馬の馬番を当てる馬券です。(1着2着の順番は順不同でOKです。)地方競馬ではこの馬券のことを馬複(うまふく)と呼んだりします。3連複や3連単が登場するまでは一番シェアが高い馬券でした。

馬単(うまたん)【おすすめ度:★☆☆】

馬券の種類(馬単とは)
1着と2着になる馬の馬番を購入時に指定した順番通りに当てる馬券です。1着と2着を指定した順番通りに当てないと的中しないので一般的には順不同の馬連よりも高配当になることが多いです。

ワイド(わいど)【おすすめ度:★★☆】

馬券の種類(ワイドとは)
3着までに入る2頭の馬番を当てる馬券です。選んだ2頭が全て3着までに両方入っていれば着順は関係ありません。例えば選んだ2頭が2着と3着で入線してもOKです。ただし、注意点としては3着が同着の場合、3着同着馬同士のワイド馬券はハズレとなります。

3連複(さんれんぷく)【おすすめ度:★☆☆】

馬券の種類(三連複とは)
3着までに入る3頭の馬番を全て当てる馬券です。選んだ3頭が全て3着までに入っていれば着順は関係ありません。人気馬が3頭居て他と差があるレースですと、単勝や馬連といった3頭から1頭ないし2頭に絞る必要がないため、逆に単勝や馬連よりも配当が低くなるケースがあります。

3連単(さんれんたん)【おすすめ度:★☆☆】

馬券の種類(三連単とは)
3着待っでに入る3頭の馬番を全て順番通りに当てる馬券です。1着2着3着の着順を順番通りに当てる必要があるため難易度は高めですが、その分、高配当が期待できます。現在最も馬券購入者の券種別のシェアが高い馬券です。

WIN5(ういんふぁいぶ)【おすすめ度:★☆☆】

馬券の種類(ウインファイブとは)
JRAが指定する5レースの1着馬を全て当てる馬券です。インターネット投票もしくはUMACAでの購入に限定されます。5レース全て当てるだけでも難しいですが、指定する5レースの1レース目の発走前に馬券の締め切りを迎えるため、5レース目は1レース目の大体1時間後になります。

例えばその1レース目から5レース目までの1時間の間に急に雨が降るかも知れませんし、騎手が不運にも怪我をしてしい騎手替わる可能性すらあります。このように外的な要因もありますので的中が難しい馬券となっております。(その分、高配当が期待できます。)
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【NAR・地方競馬】馬券の購入方法

【初心者向け図解】馬券の購入方法と馬券の種類まとめ1

地方競馬(NAR)の馬券の購入方法も大きく分けて2種類です。詳しくはこの後に説明してきますが、中央競馬(JRA)と同様に、競馬場などにある券売機で購入するか、インターネットで購入するかです。最近では競馬場などの券売機のある施設が無観客運営であることも多く、インターネットで購入する方の割合が増えています。

【NAR・地方競馬】券売機で馬券を買う(競馬場・場外馬券場)

【初心者向け図解】馬券の購入方法と馬券の種類まとめ2
NAR(地方競馬)の馬券の購入方法の一つ目は、競馬場などに設置されている券売機で馬券を購入する方法です。

購入方法自体はJRAと同様にシンプルです。馬毎に割り振られている番号(馬番)がありますので、購入したい馬番をマークシート上で塗り潰して、券売機に入れるだけです。

【NAR・地方競馬】インターネットで馬券を買う

初心者にもわかる馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央競馬・地方競馬】6
NAR(地方競馬)でも現在の馬券購入方法の主流となっているのがインターネットで馬券を購入する方法です。JRA(中央競馬)とは異なり、民間の会社が運営しているサイト経由で馬券を買うこともできます。いくつか代表的なものをご紹介していきます。

◆SPAT4(SPAT4のページはこちら
実質的な公式が運営しているのがSPAT4です。どれを申し込むか迷ったらこれでいいと思います。
◆楽天競馬(楽天競馬のページはこちら
楽天が運営しているのが楽天競馬です。楽天経済圏にいる方はポイントがついたりしてお得ですが、馬券購入の締め切り時間がSPAT4より短かったりしますので注意が必要です。
◆オッズパーク(オッズパークのページはこちら
ソフトバンク系が運営しているのがこのオッズパークです。一部購入できないレースがあるなど地方競馬の馬券購入だけを考えると使いにくい部分はありますが、競輪などの他の公営競技の投票ができる点がメリットです。

【NAR・地方競馬】馬券の種類について

初心者にもわかる馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央競馬・地方競馬】5

NAR(地方競馬)の馬券の種類は12種類あります。ただし開催する競馬場により取り扱いがない馬券もありますのでご注意ください。

単勝(たんしょう)

単勝とはレースで1着になる馬を当てる馬券で最もシンプルな馬券です。勝つと思った馬の番号を購入します。

複勝(ふくしょう)

複勝とは3着までに入る馬を当てる馬券で最も的中率が高いとされています。的中しやすい反面、配当は単勝と比べると安くなってしまいます。注意点としてレースに出走する馬が7頭以下の場合は2着までを当てる馬券に変更となります。

応援馬券(おうえんばけん)

応援馬券とは1頭の馬の単勝と複勝がセットになった馬券です。単勝を1点、複勝を1点の合計2点をセットで購入する馬券となりますので、購入の最低金額が200円からとなる点が注意です。

枠連(わくれん)・枠複(わくふく)

1着と2着になる馬の枠番を当てる馬券です。(1着2着の順番は順不同でOKです。)ここで注意が必要なのは競馬には「枠番」と「馬番」というものがあります。レース毎に出走する馬に対しゲート単位割り振られているのが「枠番」で、馬1頭1頭に割り振られているのが「馬番」となり、ゲート単位で割り振られている「枠番」の1着2着を当てる馬券です。

枠単(わくたん)

1着と2着になる馬の枠番を順番に当てる馬券です。枠連と同様にゲート単位で割り振られている枠番を当てる馬券ですので注意が必要です。

馬連(うまれん)・馬複(うまふく)

1着と2着になる馬の馬番を当てる馬券です。(1着2着の順番は順不同でOKです。)地方競馬ではこの馬券のことを馬複(うまふく)と呼んています。

馬単(うまたん)

1着と2着になる馬の馬番を順番通りに当てる馬券です。1着と2着を順番通りに当てないと的中しないので一般的には順不同の馬連よりも高配当になることが多いです。

ワイド(わいど)

3着までに入る2頭の馬番を当てる馬券です。選んだ2頭が全て3着までに両方入っていれば着順は関係ありません。注意点としては3着が同着の場合、3着同着馬同士のワイド馬券はハズレとなります。

3連複(さんれんぷく)

3着までに入る3頭の馬番を全て当てる馬券です。選んだ3頭が全て3着までに入っていれば着順は関係ありません。

3連単(さんれんたん)

3着待っでに入る3頭の馬番を全て順番通りに当てる馬券です。1着2着3着の着順を順番通りに当てる必要があるため難易度は高めですが、その分、高配当が期待できます。

トリプル馬単(とりぷるうまたん)

同日の3つのレースの馬単を3つ全て的中させる馬券です。

5重勝単式(ごじゅうしょうたんしき)

指定する5レースの1着馬を全て当てる馬券です。JRAでいうWIN5に該当します。一部の開催でしか取り扱いがないので注意が必要です。

7重勝単式(ななじゅうしょうたんしき)

指定する7レースの1着馬を全て当てる馬券です。JRAでいうWIN5のようなもので、更に難易度が高い馬券です。一部の開催でしか取り扱いがないので注意が必要です。

馬券の購入方法と馬券の種類まとめ【中央・地方】

以上のようにJRA(中央競馬)とNAR(地方競馬)の馬券の購入方法と種類についてまとめてみましたが、基本的な考え方は共通の部分が多いので、応用は効きやすいと思います。興味がある方はぜひ検討をしてみてはいかがでしょうか。

図解でわかる競馬のはじめ方(競馬初心者向け)1

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