京都競馬場は2025年に開設100周年を迎えるにあたり、大規模なスタンドの改修工事に入ります。
大きなレースが行われる主要競馬場だけに、いつからいつまで改修期間があり、どのくらい改修による競馬の休止期間があるのかについて確認していきましょう。
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京都競馬場の改修概要と改修による影響
施設名 | 内容 |
グランドスワン | S・SRC造7階建て延べ約6万6,000平方メートルからS造6階建て延べ6万1,000平方メートルの規模に改築 |
ビッグスワン | 内装や設備などを全面改修 |
下見所 | グランドスワンよりに位置を変更。円形から楕円形に形を変え、全周を140mに |
厩舎施設 | 当日厩舎20棟200馬房から17棟200馬房、滞在厩舎を6棟44馬房から4棟44馬房に改築し、装あん所や競走馬診療所などの配置を見直し |
馬場 | 芝、ダート両コースの路盤改修し、馬場入退場経路の整備を含めた地下馬道、その他関連施設なども改修 |
改修のポイントは、多くの改修が「スタンドの改修」であることと、「コース形態に変更はない」ということで、馬券のデータなどには直接の影響はないと思われますが路盤を整備するようですので、時計の出方などは変化があるかもしれません。
メインスタンドのグランドスワンは階数も変わりますし、席数も変わるでしょう(まだ未定)から、関西圏の競馬ファンにとっては競馬観戦の環境が大きく変わるかもしれませんね。
また、珍しい形状だった円形の下見所(パドック)が楕円形に変わるとのことで、他の競馬場と同じような形になってしまうのが個人的に寂しい所です。。。
一方で、これだけの大規模な改修になりますので、競馬の開催は京都競馬場の開催休止に伴う競馬場の振替があり、そちらの面では馬券に影響がありますので続けて見ていきましょう。
京都競馬場の改修期間と開催中止の期間(いつから?いつまで?)
京都競馬場の改修期間と開催の中止期間については差分がありますので注意してください。
京都競馬場の改修工事期間は「2020年2月〜2024年3月」まで
京都競馬場の改修期間自体は2020年2月からとなりますので、既に改修期間に入っています。そして期間は約4年間と長丁場の工事となる見通しです。スタンドの階数を変えるような工事ですので、大規模な工事になりそうですね。
京都競馬場の開催中止期間は「2020年11月〜2023年3月」まで
一方で開催の中止期間は2020年11月からとなり、デアリングタクト・コントレイルの両馬の3冠達成への挑戦を見届けてから長い中止に入ります。
ちょうどデアリングタクトとコントレイルが3冠に挑む日は、コロナウイルスで中止していた観客の入場が条件付きで緩和されますので、そのプラチナチケットをゲットできた方は、改修前最後の京都のスタンドでレースを楽しむことができます。(羨ましいですね。)
京都競馬場開催休止に伴う代替について
2020年11月 | 11月7日の開催から阪神開催で実施 |
2021年 | (関西主戦) 1回京都(9日間)→1回中京 2回京都(8日間)→1回中京(4日間)/1回阪神(4日間) 3回京都(12日間)→2回阪神(4日間)/3回中京(8日間) 3回阪神(8日間)→4回中京(4日間)/3回阪神(4日間) 4回阪神(6日間)→4回中京(4日間)/3回小倉(6日間) 2回中京(9日間)→5回中京(9日間) 4回中京(8日間)→4回阪神(8日間) 5回阪神(8日間)→5回阪神(8日間) (第三場) 1回小倉(12日間)/1回中京(8日間)→1回小倉(8日間)/2回小倉(8日間)/2回中京(6日間) |
京都競馬場開催休止に伴う、代替の競馬場での開催については2020年11月の開催を阪神で行うことが発表されております。一方で2021年の京都金杯からの開催については先日発表され、基本は中京と阪神でカバー、そして小倉との振り分けで対応する計画のようです。。
予想通り中京競馬場と阪神競馬場をフル活用して乗り切るのだと思いますが、そうしますと阪神の開催も中京の開催も連続開催になってしまいますので、京都開催の休止に伴う振替の競馬場では、これまでより中間の馬場の生育期間が短くなります。この辺りが馬券検討に影響するかもしれません。