アグネスタキオンの種付け料推移と種牡馬成績・評価

アグネスタキオンの種付け料推移と種牡馬成績・評価

どうも、スダケイバです。

日本を代表する名種牡馬・アグネスタキオン(Agnes Tachyon)の種付料に関するデータをまとめています。

アグネスタキオンについて

兄のアグネスフライトがダービー馬ということもあり、デビュー前から期待の高かった同馬。同世代のクロフネやジャングルポケットと並んで三強と呼ばれ、最初で最後の3頭の直接対決となったラジオたんぱ杯3歳ステークスで2頭を置き去りにしたことから、三強の中で1番強いという評価を得て翌年の飛躍を期待されたが、皐月賞を完勝後に屈腱炎を発症し引退。

略歴

・1998年 日本産(北海道千歳市)
・2000年 クロフネ、ジャングルポケットとの三強対決を制する
・2001年 皐月賞制覇
・2001年 日本の社台スタリオンステーションで種牡馬入り
・2008年 日本のリーディングサイアーに輝く
・2009年6月22日(11歳)没

主な競走成績

◆競走成績:4戦4勝
2001年:皐月賞1着

アグネスタキオンの種付け料推移と評価・成績

種付料種付頭数出生頭数SR
201528位
201415位
201312位
20128位
20118位
2010148頭6位
2009BF198頭171頭2位
2008BF230頭149頭1位
20071,200万円202頭107頭2位
2006BF139頭130頭11位
2005500万円188頭159頭53位
2004BF200頭168頭
2003BF197頭154頭
2002Private199頭

引用:JBIS

産駒の特徴と評価
サンデーサイレンスの後継種牡馬として馬産地の期待高くスタッドイン。同じような現役生活を送ったフジキセキの種牡馬での活躍もあり、アグネスタキオンにも初年度から多くの繁殖が集まりました。サンデーサイレンスが亡くなったことやコンスタントに活躍馬を輩出したこともあり、以降も社台スタリオンステーションのエース格として扱われました。2008年にはリーディングサイアーも獲得し、順風満帆かと思われましたが、2009 年に早逝し、充分な後継種牡馬には恵まれておりません。

アグネスタキオンの代表産駒(子供)

2003年産

・ロジック(NHKマイルカップ)

2004年産

・ダイワスカーレット(桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、有馬記念)

2005年産

・キャプテントゥーレ(皐月賞)
・ディープスカイ(NHKマイルカップ、東京優駿)
・リトルアマポーラ(エリザベス女王杯)

2008年産

・レーヴディソール(阪神ジュヴェナイルフィリーズ)

アグネスタキオンのブルードメアサイアー(BMS/母父)としての代表産駒

2012年産

・ノンコノユメ(ジャパンダートダービー、フェブラリーステークス)
※父トワイニング

2016年産

・ワイドファラオ(かしわ記念)
※父ヘニーヒューズ
・ニシノデイジー(中山大障害)
※父ハービンジャー

アグネスタキオンの種牡馬評価

出走頭数973頭
勝馬457頭
勝馬率47.0%
重賞馬30頭
重賞馬率3.1%
AEI1.49
CPI1.76
収得賞金189.8億円

引用:JBIS(※中央競馬のみ集計(小数点第二位を四捨五入))

勝馬率47%と重賞率3.1%と、どちらも一流種牡馬の値になっています。一方で比べる相手が悪いと言われるかもしれませんが、サンデーサイレンスの値と比べてしまうと、もうワンパンチ欲しい印象です。

アグネスタキオンの血統表とサイアーライン

サンデーサイレンスHaloHail to Reason
Cosmah
Wishing WellUnderstanding
Mountain Flower
アグネスフローラロイヤルスキーRaja Baba
Coz o’Nijinsky
アグネスレディーリマンド
イコマエイカン

母のアグネスフローラは桜花賞を制した名牝。祖母のアグネスレディーもオークスを制するなど、古来から活躍しているファミリーです。母のアグネスフローラにはサンデーサイレンスやトニービン、ダンスインザダークといった、その時の社台スタリオンステーションのエース格が配合され、まさにBest to Bestを体現した配合となっております。

ヘイロー系とアグネスタキオン系

ヘイロー系とアグネスタキオン系
Halo 1969 米
|Sunny’s Halo 1980 加
|Devil’s Bag 1981 米
|サザンヘイロー 1983 米
||More Than Ready 1997 米
サンデーサイレンス 1986 米
||ジェニュイン 1992 日
||タヤスツヨシ 1992 日
||フジキセキ 1992 日
||マーベラスサンデー 1992 日
||イシノサンデー 1993 日
||ダンスインザダーク 1993 日
||ステイゴールド 1994 日
||スペシャルウィーク 1995 日
||ディヴァインライト 1995 日
||アドマイヤベガ 1996 日
||アッミラーレ 1997 日
||エアシャカール 1997 日
||アグネスゴールド 1998 日
||アグネスタキオン 1998 日
|||アドマイヤオーラ 2004 日
||||アルクトス 2015 日
|||キャプテントゥーレ 2005 日
|||ディープスカイ 2005 日
||||キョウエイギア 2013 日
||||サウンドスカイ 2013 日
||マンハッタンカフェ 1998 日
||メジロベイリー 1998 日
||アドマイヤマックス 1999 日
||ゴールドアリュール 1999 日
||デュランダル 1999 日
||オレハマッテルゼ 2000 日
||ゼンノロブロイ 2000 日
||ネオユニヴァース 2000 日
||スズカマンボ 2001 日
||ダイワメジャー 2001 日
||ハーツクライ 2001 日
||ハットトリック 2001 日
||ブラックタイド 2001 日
||スズカフェニックス 2002 日
||ディープインパクト 2002 日
||マツリダゴッホ 2003 日
|Jolie’s Halo 1987 米
|Saint Ballado 1989 加
引用:wikipedia

Halo(ヘイロー)系はサンデーサイレンス系を中心に現在も活力のあるサイアーラインです。既にサンデーサイレンスはHaloを凌ぐと言っても過言ではない活躍と広がりを見せております。その中でのアグネスタキオンですが、11歳で早逝したこともあり、やや後継種牡馬には恵まれていない印象です。ダービー馬のディープスカイやこちらも早逝したアドマイヤオーラから後継が出ておりますので、これらの活躍に今後期待が掛かります。

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