競馬ファンにはお馴染みですが、お笑いトリオのインスタントジョンソンのじゃいさんは、競馬で3億円以上稼いだことで有名なお笑い芸人です。競馬をだけでなく、ギャンブル全般に強いということで、ギャンブル媒体ではよくお見かけします。
そんなじゃいさんの「予想方法が知りたい」「馬券術を参考にしたい」という思いで、彼が各メディアで発信している情報をもとに分析してみました。
タップできる目次
インスタントジョンソンのじゃいさんが競馬で総額3億円以上当てている予想方法とは?
競馬好きなら知らない人はいない、お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃいさんです。
彼は競馬で驚異的な的中率と高額配当を叩き出しています。
5つのレースで1着を当てるWIN5(ウインファイブ)という馬券で、2012年に3,775万円、2014年に4,432万円の台ホームランを2本的中させただけでなく、2020年12月にも6,410万円もの払戻金を獲得したことが話題になりました。さらに、翌2021年8月にはなんと9,370万6,710円もの配当金を手にしたのです!
この大きな的中だけで、4つ合わせて約2億円超の配当ということでとてつもない金額です。参考までに、じゃいさんがメディアで公開している分で100万円以上の配当を手にした一覧です。
【まとめ】じゃいさんの主な的中馬券一覧(100万円以上)
年 | レース名 | 馬種 | 払戻金額 |
2012 | – | WIN5 | 3,775万円 |
2014 | – | WIN5 | 4,432万円 |
2020 | フェブラリーS | 3連単 | 232万円 |
2021 | ヴィクトリアM | 3連単 | 143万円 |
2021 | – | トリプル馬単 | 6,410万円 |
2022 | – | WIN5 | 9,370万円 |
2022 | 高松宮記念 | 3連単 | 278万円 |
2022 | 阪神JF | 3連単 | 178万円 |
100万円以上の的中だけで絞ってみてここんなにあります(凄すぎる!)。これ以外にも10万~50万というのは年に何回も見かけます。もちろん彼がレースに投下している金額も大きいのですが、それでも大きな金額です。
なぜ、じゃいさんが競馬で大金を掴めるのか。その秘密や予想方法、予想に対する考え方をこの記事で深掘りしてきます。じゃいさんの予想方法を参考にして、少しでもじゃいさんに近づきましょう!
じゃいさんの競馬予想の馬券購入術・馬券の買い方
馬種 | 控除率 | 売上シェア | 的中率 |
単勝 | 20.0% | 6% | 6.3% |
複勝 | 20.0% | 8% | 18.8% |
枠連 | 22.5% | 3% | 2.8% |
馬連 | 22.5% | 15% | 0.8% |
ワイド | 22.5% | 8% | 2.5% |
馬単 | 25.0% | 7% | 0.4% |
3連複 | 25.0% | 20% | 0.2% |
3連単 | 27.5% | 32% | 0.03% |
WIN5 | 30.0% | 1% | 0.00001% |
では、続いてじゃいさんの馬券購入術、馬券の買い方について迫っていきたいと思います。彼は的中率や馬券の売上のシェアも意識しているので、まずはその数字を表にしてみました(※16頭立ての場合)ので、この後の項目の話題の際に頻出しますので、参考にしてみてください。
馬券の主軸は3連単を中心にしている
そして買い方ですが、これも正解はないです。控除率も変わって、どの馬券がいいのかも難しいところです。僕は、控除率が悪くても、1番売上があり、1番無駄な馬券が多く、1番オッズが高い3連単を主軸にしています。(引用:インスタントジョンソンじゃい オフィシャルブログ)
じゃいさんは2016年にブログで馬券の買い方について述べています。ご本人が述べている通り、おそらく正解は無いというのが正しいのでしょうが、じゃいさんの考え方からすると、他の人のハズレ馬券(≒当たった人の取り分)が多いことを重要視して、中でも売上の多い3連単を主軸にしているとのことです。
ブログではこれ以上の馬券への言及はありませんでしたが、同じ理由で言うとWIN5やトリプル馬単も売上はともかく、ハズレ馬券が多いと言う点では共通しており、彼の一貫した馬券術と言えるのではないでしょうか。
馬券の購入は期待値を重視している
まず予想の仕方ですが、基本的には期待値です。5回に1回来ると思った馬が10倍なら当然買いです。ルーレットの赤黒が4倍なら絶対賭けませんか?予想というのは、その期待値の計算をすることなのです。(引用:インスタントジョンソンじゃい オフィシャルブログ)
先ほどの3連単と同じ記事の中で、まずは期待値を重要視することを述べています。期待値の計算を実際の競馬に落とし込んで簡潔に示すと以下の式になります。
期待値=的中率×オッズ
具体的な例を挙げてきます。例えば、20%の確率で勝つ馬がいた場合は20%の確率で単勝が的中します。その馬の単勝オッズが仮に2倍だった場合は「期待値0.4」となり、仮にこの条件の馬に1万円を投じ続けても、40%しか回収できない計算になり、この馬券は期待値負けしていると言えます。
もし、同様に20%の確率で勝つ馬の単勝オッズが8倍だった場合は「期待値1.6」となり、同様に1万円を投じた場合、160%回収が可能な計算になりますので、期待値待値負けしていないと言えます。
しかしながら、競馬の期待値算出には課題があります。オッズは主催者から発表されているものがあるものの、もう一方の的中率を正確に算出するのが難しく、実際は競馬で期待値を計算するのは困難と言えます。私のブログのように「過去データ」や「傾向」などから、その精度を少しでも高めていくという作業が一般的な馬券購入者側のアプローチかと思います。
最近はAIなどを用いて比較的高い精度で勝率を出せるようになりつつありますが、最後は動物が走ることですので、あくまで”比較的”という範囲に留まりますので、やはり競馬での期待値算出は、現在では難しい状況には変わりありません。
ただし、じゃいさんは「予想は期待値を計算すること」と述べておりますので、じゃいさんの予想に近づきたいのであれば、難しいからといって放棄せず取り組む必要があります。
軍資金を決める
ギャンブルは必ず勝てるものではありません。ギャンブルで事故らないために、軍資金を決めることを徹底しましょう。軍資金の金額は各々が予算に合わせて決めればいいと思いますが、「3万円までと決めたら、それ以上は使わない」など現実的なルールを設定することが必要です。「もう1レース参加したい」「最終レースの人気馬で勝負したい」など、誘惑もあるかもしれませんが、それでも必ず守りましょう。 そして、一番やってはいけないのが、借りてまでギャンブルをすることです。自分の資金が底をついたら、そこでギャンブルは終了です。。(引用:日刊SPA!)
じゃいさんの馬券購入のルールの一つのポイントは、軍資金を決めることです。これは、他の馬券予想家の方があまり言及していないポイントではないかと私は思っています。たくさんの馬券関連の本を読みましたが、それらの多くは馬券理論の解説や的中情報・的中履歴の振り返りが中心で、あまり軍資金の重要性を説いていないものが多い印象です。
つまり、ここにじゃいさんの特徴が出ていると思います。
例えば、じゃいさんがGIレースの予想をネット上に公開していますが、2020~2022年に公開された予想の中での馬券購入額はのレース毎にかなり差があり、1番少ない賭け金で1Rあたり約3.9万円、多い時で約14万円の馬券を購入されています。しかし、年間の馬券購入額に平すと各年120万円前後(全24レースですので1Rあたり平均5万円)に収斂しています。
この2020~2022年の3年間での払い戻しは、先ほどの100万円以上の的中履歴だけでも1.5億円ほどあるにも関わらず、GIでの1Rごとの投資額は一定で推移しております。このことからも、じゃいさんが着実に軍資金管理を実戦していることがわかります。
では、具体的に軍資金が1日3千円の場合、1日1万円の場合、1日3万円の場合、1日10万円の場合に具体的に、どのような馬券の買い方をすればいいのか?という点については、こちらの本で詳しく解説されておりますので、興味のある方は参考になさってみてはいかがでしょうか。
じゃいさんの馬券の買い方を検証する
◆3連単フォーメーション(8パターン)
◎-◯-▲△△△△△
◎-▲△△△△△-◯
◎-◯▲-◯▲△△△△△
◎-◯▲△△△△△-◯▲
◯▲-◎-◯▲△△△△△
◯▲-◯▲△△△△△-◎
◎◯▲-◎◯▲-◎◯▲△△△△△
◎◯▲-◎◯▲△△△△△-◎◯▲
◆3連単軸2頭マルチ(2パターン)
◎◯-▲△△△△△
◎▲-◯△△△△△
◆3連単BOX(1パターン)
◎◯▲
では、実際にじゃいさんが購入している馬券の買い方(買い目)を検証していきましょう。2023年に公表されているGIレースの買い目を元にパターン化してみました。(△の数はレースによって異なります。また2022年は3連単軸1頭マルチも利用あり。)
これを見た印象ですが、オーソドックスと言えばオーソドックスですよね。1レースへの投下金額が多くの競馬ファンより多いので点数や金額は多いにせよ、買い目の形については、多くの競馬ファンが取り入れているパターンと言えます。
ポイントかなと思った点で言うと、頭が固い◎場合は頭固定で厚く購入し、頭がそこまで固くない場合は負けるパターン(マルチやフォーメーションの2~3着付)を買っています。そこまではみんなもやる方法ですが、本線で決まった場合はより厚く重ね買いがされているケースが多いです。期待値を意識されて馬券購入されているとのことですので、その発言通り期待値の高い馬券(≒本線)はより厚みを持たせているのでしょう。
メンタルが大事
メンタルが原因で、競馬で負けるケースはあります。特に自信があるわけでもないのに、「買ったら当たるかもしれない」という気持ちで全てのレースに賭けてしまったり、あるレースで勝ったら気持ちが大きくなり、次のレースで大きく賭けてしまったり、「ハズれたら取り返さなきゃ」と賭ける予定のなかった最終レースに参加してしまったりなど。メンタルコントロールができていれば、自分のスタイルを崩さず無駄な負けを減らすことができていたでしょう。予想の上手・下手よりも、まずはメンタルを鍛えることが大切なのです。。(引用:日刊SPA!)
じゃいさんは各媒体のインタビューや書物で、繰り返しメンタルの重要性を説いております。馬券は表現を変えると、馬券購入者全員のお金をJRAがテラ銭抜いたものを、購入者同士が奪い合うゲームです。購入者同士の戦いにおいて、メンタル負けすること自体が既に劣勢になってしまうと言えます。
負けた分を取り返そうと思ってフォームを崩したり、勝敗状況により、必要以上に金額を増減させてしまったりすることで、本来の予想の実力が出せないと言うこと自体が馬券にはマイナスに作用すると言うことで、如何にブレなく馬券(予想)に望めるかが重要のようです。
当てるのと稼ぐのは違う
まず、予想なのですが、当たったら賞賛されますよね。当然だとは思いますが、ただ当てるだけならその日の1番堅いレースを予想すればいいってことになります。僕からすれば、当たればそれでいいのか?と思います。(引用:インスタントジョンソンじゃい オフィシャルブログ)
馬券を当てるだけなら1番人気の複勝を機械的に買えば6~7割の確率で的中しますので、当てるだけならこれが1番確率が高い方法になりますが、それだと回収率もおおよそ6~7割になってしまうので、馬券で儲けたり、稼ぐと言うのは不可能です。
競馬で稼いでいるじゃいさんだからという視点かもしれませんが、一般的に馬券購入者の多くも、的中したらリターンが欲しいと思うので、当てることに固執しすぎない方がいいと言う点では、じゃいさんのご意見は参考になると思います。
参考にするのはOKだが、人任せはNG
ただ、全てを人任せにすることは、自分の成長を止めてしまいます。なぜその予想をしたのか?自分の予想との違いは何か?これは参考にするけど、これは参考にしない。など、自分の考えや意思も組み込むことをするともっと面白くなるでしょう。(引用:インスタントジョンソンじゃい オフィシャルブログ)
こちらの意見はじゃいさんが馬券に関する情報を発信する側だからこそ出た意見と言えます。じゃいさんの馬券購入を勉強したいという我々のような方への啓蒙とも言えるかもしれません。実際にじゃいさんがこれだけ当たっていると、じゃいさんの馬券に丸乗りしたくなりますが、これをやっていると競馬の醍醐味である予想をすることを失ってしまいますし、自分で予想をしないと真の意味で馬券力が向上しなくなる懸念があるので、このじゃいさんからの啓蒙については真摯に受け止めなければなりません。
インスタントジョンソンのじゃいさんが競馬で総額2億円以上当てている予想方法まとめ
以上がじゃいさんが公表されている内容をもとに考察した、じゃいさんの競馬で総額2億円以上当てている予想方法でした。彼は多くの書物を発行しておりますので、より詳しく知りたい方は、これらの書物を参考にすると良いと思いますし、YouTube、スポーツ紙、Twitter、オンラインサロンなどで各週の予想なども公表されている場合がありますので興味がある方は、自己責任で参考になさってください。
◆じゃいさんのWEB媒体
◆じゃいさんの書籍